『ペルソナ5』をもっと楽しく!ー思い出と共にシリーズをざっくりおさらい(前編)

「ペルソナ!」この掛け声にわくわくする、胸騒ぎを覚える。そんなあなたは立派なペルソナファン。

2016年夏に発売の『ペルソナ5』に向けて、シリーズの前身といわれる作品から『ペルソナ5』までを、プレイの思い出と共に独断と偏見でざっくり追っていきます。

002

真・女神転生if…

51VNAS8FY1L

ストーリー

主人公は軽子坂高校に通う2年生。放課後、残っていた一部の生徒と共に学校ごと魔界に落される。パートナーと共に脱出を試みるが……!?

ざっくり感想

主人公が居眠りから目覚めるともう放課後。次の瞬間とてつもない地響きと共に学校が魔界へ強制転送されます。なんとこの間一分。さくさくっとゲームが始まるわけです。パニックになる生徒たちを横目に、パートナーと共に脱出を試みる主人公はたくましいの一言。しょっぱなから鋼鉄のハートを見せ付けてくれます。主人公ですから慌てたりしないし、悪魔召喚プログラムを使用して悪魔と交渉もします。交渉ではゾンビになった生徒におかしをあげたりできるのですが、鋼鉄どころかダイヤモンドのようなメンタルです。そもそもゲームを開始してすぐに主人公の名前入力といくつかの質問をされるのですが、これがすごい。質問の一つとして「今日のパンツはどんなの?」という質問をされ、この質問はどうよ?と思ったら選択肢に「はいてない」があってさらにどうよ!?となるわけです。この選択により主人公のパラメーターが運の強いラッキータイプに決定するのですが、さすが主人公、俺たちにできないことを平然とやってのけます。ペルソナと思って遊ぶと、まったく別ゲームなので注意。ダンジョン探索ゲームや、ネットのホラーフリーゲームが好きな人は向いてるんじゃないかと思います。あとオカン並の寛容度と忍耐がある人。

未だに根強い人気があり、PSや携帯、スマートフォンでリメイク版が販売されています。ジャケットの手前の白い学ランの少年は主人公……ではなくラスボスです。ネタバレしていいのと心配されるかた、大丈夫です。ゲームが開始してすぐに「俺が不思議な力で魔界にひきずりこんでやったぜ!」と説明してくれます。親切!

女神異聞録ペルソナ

51m6g+COGhL

ストーリー

主人公は御影町の聖エルミン学園に通う高校2年生。仲間となるキャラクターたちと共に「ペルソナ様」という儀式を行う。その後街に異変が起こり……!?

ざっくり感想

記念すべき初代ペルソナです。以降すべてのシリーズに共通する、ベースとなるものがここでできあがります。日常の延長線上にありそうな、切なく前向きなゲームです。あと忍耐を鍛えられました。セーブが少ないうえにザコ敵がザコじゃないので、敵のバックアタックで何度も死を覚悟します。とくにクチサケ女やトイレの花子さんが強烈です。中ボスはあまり覚えていないが、彼女たちは覚えている。そうプレイヤーにトラウマを植えつけることに成功したのでした。勘弁してください。なおペルソナ3や4の人気で2009年にリメイク版が出ましたが、こちらはうまいこと調整されて、新規の人でも遊びやすくなっているようです。めでたしめでたし。

最近だと『幕末Rock』のコミカライズも手がけた上田信舟氏が、このゲームのコミカライズをしています。コミカライズとしても、氏の作品としても素晴らしい完成度なので、ゲームをするのは面倒くさいけど、初代ペルソナを堪能したい!そんなあなたにおすすめです。全米が泣いたかは知りませんが、私は泣いた。

61Rjrc7Fr5L._SX352_BO1,204,203,200_

ペルソナ2罪・罰

513hFaqmBYL

ストーリー

初代ペルソナより3年後が舞台で、罪と罰の二部構成。罪のストーリーは架空の都市、珠閒瑠(すまる)市にある七姉妹学園に通う、周防 達哉(すおう たつや)が主人公。仲間の天野 舞耶(あまの まや)たちと、噂が本当になるという不思議な現象を追うことになる。罰では天野 舞耶が主人公の、まったく別の物語が繰り広げられる。

ざっくり感想

ペルソナ2は二部構成であり、W主人公がいます。周防 達哉ことたっちゃんと、天野 舞耶ことまやねえです。名前も性格もきっちり決まってます。ほかのメンバーも含め、前作以上にキャラが濃いです。罰では青少年が購買層のゲームなのに、社会人だけのパーティーを構成します。どういうことなの。そんな楽しいことになっているペルソナ2ですが、しかしそれとは別の意味で濃いキャラがいます。なんと平野耕太氏のマンガ「ドリフターズ」でいうところの「チョビヒゲのおっさん」が出てきます。もったいぶるなと言われそうですが、許してほしい。このおっさん、さすがに問題ありということで、PSP版ではもろもろ変更になっているのです。プレイ当時、子どもなりに「このキャラアウトじゃないのかなあ」と心配していたら、やっぱりアウトだった。そんなキャラを平気で出してしまうあたり、さすがアトラス! そこにしびれる憧れる! アトラスのむちゃなところが好きです。

赤がテーマカラーでしたが、『ペルソナ5』も赤なこと。今作にギンコという金髪碧眼の女の子がいるのですが、『ペルソナ5』にも杏というアメリカ系クォーターの子がいるなど、なんとなくこの作品を思い出して懐かしい気持ちになります。忍耐はあまり必要なくなって、ストーリー的にもペルソナ3や4に近いゲームです。そこからペルソナシリーズを知った人にもお勧めですが、ペルソナ4のような超ハッピーエンドを所望する良い子のみんなにはお勧めできない。つまりそういうことです。

後編につづく

オタク女子向けニュースサイト・いちごあん。

アニメ・ゲーム・漫画の話題はもちろん、今気になるビューティ・ファッション・グルメの情報もお伝え!

 

総合オタク情報サイトとして、オタ活(推し活)を応援☆

©2022 いちごあん Space-J