新選組と吸血鬼の要素を盛り込み、アニメ化、映画化など様々なメディアミックス展開もされたオトメイトの超人気作品『薄桜鬼』。
その初期作品をリメイクした『薄桜鬼 真改 風ノ章』がいよいよ9月25日に発売になります。しかし、この記事の筆者である私を含め、原典である『薄桜鬼』に新たな攻略キャラクターが増え、リメイクされてしまうことに一抹のさみしさを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな、『真改』恐怖症?なあなたにもわかりやすく、今回の『薄桜鬼 真改 風ノ章』の内容について、リメイクされた点を中心にご紹介していきたいと思います。
真改はどういうスタンスで作られたのか?
リメイク前の『薄桜鬼』(以降『旧薄桜鬼』と書かせていただきます)は2008年9月18日にオトメイトよりリリースされました。以降、ファンディスク『薄桜鬼 随想録』そして前日譚の『薄桜鬼 黎明録』がリリースとなりました。この『薄桜鬼 黎明録』は、『旧薄桜鬼』より以前を描いたストーリーにもかかわらず、『旧薄桜鬼』より後にリリースされているため、『旧薄桜鬼』を今プレイすると、『薄桜鬼 黎明録』での出来事がまるでなかったかのようにキャラクターがふるまっているようになってしまっているわけです(例えば、芹沢鴨のことなど)。その点について、今回の『薄桜鬼 真改 風ノ章』では、『薄桜鬼 随想録』『薄桜鬼 黎明録』があったものとして、シナリオやキャラクターのやりとりが加筆されるとのことです。おそらく、芹沢の話などをキャラクターが主人公に語るシーンなどが追加されることでしょう。
また、新たなキャラクターを増やす理由として、薄桜鬼の世界をより知ってもらうために、新選組を内外から見つめる視点を増やすためであるとしています。その点については、後程さらにご紹介させていただきます。
新たな攻略キャラクター
『旧薄桜鬼』では6人のキャラクターが攻略対象となっていましたが、今回の『薄桜鬼 真改 風ノ章』では、既存のキャラクターである永倉新八、山南敬助、山崎烝が攻略対象となり、さらに新キャラクター3人も攻略対象となるため、計12人のキャラクターを攻略できることとなります。そのうち、新キャラクターについてご紹介いたします。
伊庭八郎(CV.宮野真守)
幕府の旗本で心形刀流の使い手。
将軍を警護する奥詰を任せられている。
新選組の面々とは江戸に居た頃から付き合いがあり、土方を慕っている。
伊庭の立ち位置は、新選組が属する幕府側の人間で、新選組を慕う側から彼らをどう見ていたか描くことを目的としたキャラクターのようです。土方を慕っているとのことで、あのキャラクターと馬が合わなそうですね。
相馬主計(CV.梶裕貴)
新選組に途中から加入することになる青年。
局長付小姓となり、主人公にとって初めての後輩隊士となる。
真面目な性格で、先輩隊士からかわいがられる。
相馬は、主人公と共に成長しながら新選組を追っていく立場になるようです。「かわいがられる」というあたり、誰がどうかわいがるか……なんとなく想像できますね。
坂本龍馬(CV.小野大輔)
土佐脱藩の浪人で、新選組が敵としている尊王攘夷側に協力する人物。
羅刹を巡って新選組と浅からぬ関係になる。
戦いにおいては銃を愛用する。
歴史上の人物としてもすでに有名な坂本龍馬も登場します。もちろん、このキャラクターは新選組を敵側の視点で見るために造られたキャラクターであり、かつ敵側が羅刹や変若水とどう関わっていたのかを描かれることとなります。
その他、新キャラクターや既存のキャラクター、そして主人公をより深く知るための新しいキャラクターも登場します。実際に多くの人物が駆け抜けた幕末の時代を、『薄桜鬼 真改 風ノ章』で新たに描こうとしているようです。
いかがでしたでしょうか?筆者自身、『旧薄桜鬼』は発売日に購入し、そのストーリーに魅入られたファンのひとりですが、『薄桜鬼 真改 風ノ章』の構成を改めて確認してみると、以前から好きなキャラクターやストーリーがより深く語られることを知り、興味が湧いてきました。皆さまも、気になったかたがいらっしゃいましたら、公式サイトをチェックしていただければと思います。
[『薄桜鬼 真改 風ノ章』公式サイト]