2022年1月28日(金)から30日(日)に3日間かけて行われた、スマホゲーム『プロジェクトセカイ』初のリアルライブ「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st – Link -」(セカライ)。
今回、いちごあんでも、取材の機会をいただくことができ、28日金曜日の公演に参加させていただきました。
結論から言うと、泣きました。推しであるワンダーランズ×ショウタイムの “セカイ” が間近で見れたと思うと感慨深いばかりです。
また、新型コロナウイルスの影響で、まだまだイベント業界も大変ですが、そんな中、『セカライ』が実施できたことは嬉しく思っております。
今回のセットリストは?
今回の「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st – Link -」のセットリストは以下の通りです。
1 | needLe | 作詞:作曲:DECO*27 | Leo/need&初音ミク |
2 | フロムトーキョー | 作詞:夏代孝明、作曲:夏代孝明・渡辺拓也 | Leo/need&初音ミク |
3 | アイドル新鋭隊 | 作詞・作曲:Mitchie M | MORE MORE JUMP!&初音ミク |
4 | 天使のクローバー | 作詞・作曲:DIVELA | MORE MORE JUMP!&鏡音リン |
5 | Ready Steady | 作詞:q*Left、作曲:Giga | Vivid BAD SQUAD&初音ミク |
6 | シネマ | 作詞・作曲:Ayase | Vivid BAD SQUAD&KAITO |
7 | セカイはまだ始まってすらいない | 作詞・作曲:ピノキオピー | ワンダーランズ×ショウタイム&初音ミク |
8 | potatoになっていく | 作詞・作曲:Neru | ワンダーランズ×ショウタイム&初音ミク |
9 | 悔やむと書いてミライ | 作詞・作曲:まふまふ | 25時、ナイトコードで。&初音ミク |
10 | アイディスマイル | 作詞・作曲:とあ | 25時、ナイトコードで。&MEIKO |
11 | メルティランドナイトメア | 作詞・作曲:はるまきごはん | MORE MORE JUMP!&初音ミク |
12 | ビバハピ | 作詞・作曲:Mitchie M | MORE MORE JUMP!&初音ミク |
13 | カトラリー | 作詞・作曲:有機酸 | 宵崎奏&朝比奈まふゆ&初音ミク |
14 | ベノム | 作詞・作曲:かいりきベア | 東雲絵名&暁山瑞希 |
15 | テレキャスタービーボーイ | 作詞・作曲:すりぃ | ワンダーランズ×ショウタイム&鏡音レン |
16 | ミラクルペイント | 作詞・作曲:OSTER project | ワンダーランズ×ショウタイム&初音ミク |
17 | Just Be Friends | 作詞・作曲:Dixie Flatline | 小豆沢こはね&白石杏&巡音ルカ |
18 | フラジール | 作詞・作曲:ぬゆり | 東雲彰人&青柳冬弥 |
19 | ヒバナ -Reloaded- | 作詞・作曲:DECO*27 | Leo/need&初音ミク |
20 | ドラマツルギー | 作詞・作曲:Eve | Leo/need&初音ミク |
21 | 千本桜 | 作詞・作曲:黒うさ | 初音ミク&鏡音リン&鏡音レン&巡音ルカ&MEIKO&KAITO |
<アンコール> | |||
22 | セカイ | 作詞:DECO*27、作曲:堀江晶太(kemu) | 初音ミク&星乃一歌&天馬司&宵崎奏 |
23 | ワーワーワールド | 作詞:Mitchie M、作曲:Giga & Mitchie M | 初音ミク&花里みのり&小豆沢こはね |
24 | 群青讃歌 | 作詞・作曲:Eve | 初音ミク&星乃一歌&花里みのり&小豆沢こはね&天馬司&宵崎奏 |
Twitterでも、ライブ終了後には、「神セトリ」といった声がよく聞こえました。
『セカライ』の様子をレポート
今回のライブには、スマホゲーム『プロジェクトセカイ』に登場する6組のバンドが出演しました。
出演したメンバーは以下の通りです。
- Leo/need:星乃一歌、天馬咲希、望月穂波、日野森志歩
- MORE MORE JUMP!:花里みのり、桐谷 遥、桃井愛莉、日野森 雫
- Vivid BAD SQUARE:小豆沢こはね、白石 杏、東雲彰人、青柳冬弥
- ワンダーランズ×ショウタイム:天馬 司、鳳 えむ、草薙寧々、神代 類
- 25時、ナイトコードで。:宵崎 奏、朝比奈まふゆ、東雲絵名、暁山瑞希
- バーチャルシンガー:初音ミク、鏡音リン、鏡音レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITO
Leo/needから『needLe』『フロムトーキョー』
まず、1・2曲目として『needLe』、『フロムトーキョー』がLeo/needのメンバーとゲストとして初音ミクを加えた形で、披露されました。
筆者は、既にこの時点で、今まで新型コロナウイルスの影響でイベントが開催されなかったり、オンライン配信のみとなったことを思い出し、今回は、「奇跡的にライブが実施された」と感激のあまり、涙が出そうでした。初音ミクが “そこ” にいると思うと、感慨深いものがありました。
MORE MORE JUMP!と初音ミクが登場し、『アイドル新鋭隊』『天使のクローバー』を披露
Leo/needに代わって、MORE MORE JUMP!がステージに登場!今回は、初音ミクをゲストに迎え5人で登場。
『アイドル親鋭隊』では、それぞれ、MORE MORE JUMP!のメンバーが “ワイワイ” とライブを楽しんでいるように歌っていて、客席で参加している筆者も「楽しさ」が伝わってきました。
メロディーも独特な曲調ながらも、一度もミスせずに歌っているということを踏まえると、MORE MORE JUMP!のメンバーも練習をたくさんしたのかな、と思ってしまいます。
そして、曲は『天使のクローバー』となり、初音ミクが退場する代わりに、鏡音リンが登場!会場も大盛りあがりでした!
『天使のクローバー』では、サビに感動しました。日頃、仕事で忙しい筆者としては、歌詞の内容からも勇気づけられましたし、「音楽ってすごい…!」と思ったのも、この曲です。
Vivid BAD SQUAREと初音ミク『Ready Steady』、ミクに代わってKAITOと『シネマ』を披露
MORE MORE JUMP!の次は、Vivid BAD SQUARE。
『Ready Steady』では、初音ミクをゲストに迎え、歌唱。男性メンバーがいることから、男性のボイスもメインで光り、難しいラップパートも難なくこなす彼らは、すごいばかりでした。
そして、Ayase氏が作詞・作曲した『シネマ』へ。こちらでは、KAITOが登場。大人気楽曲を手掛けるAyase氏らしいメロディーを、男性3人のボイスで、心地よく歌い上げるシーンは、Twitterでも多くの方が評価していました。
『シネマ』は、非常にかっこよく仕上がっており、筆者としても、感激してしまいました。やはり、音楽ってすごい。
ワンダーランズ×ショウタイム『セカイはまだ始まってすらいない』『potatoになっていく』
Vivid BAD SQUAREに続いて登壇したのは、ワンダーランズ×ショウタイムです。
ピノキオピー氏作詞作曲の『セカイはまだ始まってすらいない』を歌い上げています。
観客は、オレンジ色のサイリウムを光らせ、楽曲を盛り上げていきます。さらに、ステージでは、花火が吹き出る演出も。
最後の歌詞の「イッツショウタイム」の部分で、素敵な1曲を締めました。
そして、次の『potatoになっていく』では、どこからかステッキが出現。それを活かしたパフォーマンスが見どころでした。
パフォーマンスは、曲調とよく絡み合い、ワンダーランズ×ショウタイムの世界観へ引き込まれそうでした。
25時、ナイトコードで。『悔やむと書いてミライ』『アイディスマイル』
5組のユニットとして登壇したのは、25時、ナイトコードで。と初音ミク。
ライブ9曲目のまふまふ氏作詞作曲の『悔やむと書いてミライ』では、比較的速いハイテンポを歌いこなし、25時、ナイトコードで。のメンバーの歌唱力のうまさがよくわかります。
一方、初音ミクも独特の髪型で登場。ここまで違うユニットとの出演もあったので、着替える時間はどうだったんだろうと気になりますが…
「まだまだ聴き足りないよね!」と退場した初音ミクの代わりに、制服姿のMEIKOが登場です。
そして、『アイディスマイル』。全体的にかっこいい曲で、MEIKOらしさをうまく引き出すことに成功した曲と言っても過言ではありません。
演奏後、東雲絵名が「もっと聴きたい?」と観客に尋ねるシーンもありましたが、観客らはもちろん、サイリウムを振って、「聴きたい」と返事を行いました。しかし、奏からは、「ちょっと休みたい」ということを受けて、小休止タイムに。
その間、会場内では、各ユニットのトーク(雑談)パートが放送され、メンバーの他愛ない雑談から、ライブ後半へ向けた士気を高めるような発言がなされました。
後半戦は、MORE MORE JUMP!と初音ミクによる「メルティランドナイトメア」から
ライブ後半戦は、MORE MORE JUMP!&初音ミクによる『メルティランドナイトメア』です。
初音ミクをベースに据えた曲となり、ガーリー・スタイルな腕の振付などが印象的でした。さらには、スモーク演出も取り入れられており、観客らを “セカイ” へ引き込んでいきます。
MORE MORE JUMP!&初音ミクでさらに『ビバハピ』を披露☆
次に、MORE MORE JUMP!&初音ミクは、『ビバハピ』を披露。
曲調がかわいい『ビバハピ』も、ハイテンポで歌うのが大変そうですが、ライブという緊張感に負けずに歌い上げた、MORE MORE JUMP!のメンバーと初音ミクはすごいと思います。
25時、ナイトコードで。の宵崎奏と朝比奈まふゆ、初音ミクさんの3人から『カトラリー』
そして、25時、ナイトコードで。から宵崎奏と朝比奈まふゆ、初音ミクの3人で、独特な空気感がある『カトラリー』が繰り広げられました。
衣装がダークっぽく、曲調に合っているのも見どころです。
演奏中には、25時、ナイトコードで。での残りの東雲絵名、暁山瑞希が3人と入れ替わりでステージに姿を見せることも。
東雲絵名&暁山瑞希で『ベノム』
次に25時、ナイトコードで。の東雲絵名と暁山瑞希から、『ベノム』。
『ベノム』はアップテンポな曲調となっており、東雲絵名と暁山瑞希は曲の速さにも関わらず、完璧に歌い上げます。
ワンダーランズ×ショウタイム 鏡音レンとセットで『テレキャスタービーボーイ』と、初音ミクとセットで『ミラクルペイント』を披露
そして、ワンダーランズ×ショウタイムは、鏡音リンとセットで『テレキャスタービーボーイ』、初音ミクとセットで『ミラクルペイント』を歌い上げました。
『テレキャスタービーボーイ』は、リアルでのドラマーらとの共演が印象に残っていて、まるで今回の “セカライ” をワンダーランズ×ショウタイムのメンバーらが楽しんでいるように見えました。
『ミラクルペイント』は、筆者が10年以上前から思い入れのある楽曲。推しであるワンダーランズ×ショウタイムらが歌い上げて、今回、一番涙が出そうな曲でもありました。原曲は、初音ミクが歌っている曲ですが、ワンダーランズ×ショウタイムがその魅力を “セカライ” で引き出していました。
Vivid BAD SQUAREのこはねと杏、ゲストとしてルカで『Just Be Friends』
ワンダーランズ×ショウタイムらの『ミラクルペイント』に続いて、Vivid BAD SQUAREの小豆沢こはねと白石杏、ゲストとして巡音ルカで、大人気楽曲『Just Be Friends』を披露。
『Just Be Friends』は、こはね、杏、ルカともに、バランスが取れていて、原曲らしさを残しつつも、オリジナリティあふれる一曲でした。
また、リアルでのバンド演奏もあり、普段、ニコニコ動画などでVOCALOID楽曲を聞いている方でも、新鮮に思える仕上がりではなかったでしょうか。
東雲彰人&青柳冬弥の『フラジール』
『Just Be Friends』に続いて、東雲彰人&青柳冬弥の『フラジール』。
今回の “セカライ” では、『フラジール』の東雲彰人と青柳冬弥のダンスに魅了された方は多いのでしょうか。難しい振付も簡単に踊りこなす東雲彰人と青柳冬弥はすごいと思いました。
リアルでのバンド演奏もこの楽曲ではあり、ギターのかっこよさと素敵なダンスのシナジー効果が出たと言えます。
Leo/need&初音ミクでの『ヒバナ -Reloaded-』
終盤となってきたタイミングで、ステージに登壇したのは、Leo/needのメンバーに初音ミクを加えた5人。
一歌が、「みんなに伝えたいことがある」と、観客らに言い出し、「自分たちがプロを目指して演奏しているが、まだまだ経験も浅いため、バンドとしても走り始めたばかり。でも、この(Leo/need)メンバーでずっと同じ夢を見続けたいので、ぜひ応援してもらえたら嬉しい」という旨を残しました。
そこでLeo/needのメンバーと初音ミクは、『ヒバナ -Reloaded-』と『ドラマツルギー』を熱唱。
Leo/needaは、まだまだバンドとしての経験が浅いながらも、『ヒバナ -Reloaded-』『ドラマツルギー』ではその想いが伝わってきました。
トリは、VOCALOIDの名曲『千本桜』を初音ミク&鏡音リン&鏡音レン&巡音ルカ&MEIKO&KAITOで
今回の “セカライ” のトリは、VOCALOIDの名曲『千本桜』を初音ミク&鏡音リン&鏡音レン&巡音ルカ&MEIKO&KAITOが歌唱。
6人はいつもの衣装で登壇し、『プロジェクトセカイ』プロジェクト開始以前からVOCALOIDを応援してきた方は堪らなく感じたでしょう。
さらに、『千本桜』は普段6人で歌唱する様子は見ることができないので、まさにこの6人での歌唱は貴重なシーンと言えます。
ライブのアンコールは、『セカイ』から
『千本桜』終了後、多くの観客から、アンコールを誘うサイリウムと手拍子。新型コロナウイルスの感染対策で、観客がステージにアピールできる手段が限られている中、再度、初音ミクがステージに登壇!
初音ミク曰く、「みんながもう1度、あの子たちに会いたいと思う気持ちが伝わってきたよ」のことで、Leo/needから星乃一歌、MORE MORE JUMP!からは花里みのり、Vivid BAD SQUAREから小豆沢こはね、ワンダーランズ×ショウタイムより天馬司、25時、ナイトコードで。からは宵崎奏と、各バンドのメンバーから1人ずつが登場!!
スペシャルメンバーで歌い上げたのが、DECO*27作詞の『セカイ』。
プロセカの世界観を表した一曲で、観客は、それぞれの推しのカラーでサイリウムを光らせ、観客とステージが一体となっていました。
花里みのりと小豆沢こはね、初音ミクでのアンコール2曲目『ワーワーワールド』
アンコール2曲目は、花里みのりと小豆沢こはね、初音ミクで『ワーワーワールド』。
普段、プロセカのアプリ内などでも聞くことができない組み合わせなため、会場のボルテージは急上昇。この日のアンコールのために仕上げてきた一曲でした。
アンコール最終曲は初音ミク&星乃一歌&花里みのり&小豆沢こはね&天馬司&宵崎奏で『群青讃歌』
『ワーワーワールド』で多いに会場は盛り上がりましたが、初音ミクは、少し寂しそうな表情をしながらも、「セカイの旅が終わる時間」を告知。そこで、「もう1曲歌おう」と提案し、宵崎奏からは、「何の曲を歌うの?」と不安ながらも聞いてきます。答えとして、「新しい門出の曲だよ! これから沢山の希望と後悔が待っているかもしれないけれど、それでも一歩ずつ前に進もうという思いが詰まった、この楽曲『群青賛歌』を」と。
楽曲開始後、6人の衣装が一斉にチェンジ。女性陣は、セーラー衣装、天馬司は、ジャケットに。
この楽曲でも、ステージと観客が一体となり、観客は、それぞれの推しグループに合わせた色のサイリウムを光らせ、会場を盛り上げていました。カラフルに。
そして、プロジェクトセカイ初のライブ「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st – Link -」は終演しました。
今回の取材を終えて
今回の「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st – Link -」は、新型コロナウイルスが猛威を振るっている中の開催で、感染対策の一環として、声を出してでの参加がNGとなっていました。
観客側からしても、声が出せないということで、フラストレーションを感じていた方が多いと思いますが、サイリウムと拍手などで、会場の熱気が伝わってきました。
コロナ禍でオンラインイベントが多いこのご時世ですが、やはり、リアルライブのメリットをすごく痛感しました。レーザーライトなどを利用した会場の演出がきれいで、『プロジェクトセカイ』のファン同士の一体感が伝わってきます。
個人的にも、ワンダーランズ×ショウタイムの『ミラクルペイント』で泣きそうになった一方、その他のセットリストの曲で元気をもらうことができ、嬉しく思います。
次のライブまでには、新型コロナが少しでも落ち着いて欲しいと思いますし、コロナには絶対に負けずに、自分以外のプロセカファンと共に、次のライブを実現できることに協力したいと思いました。
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