「第1回 秋葉原国際映画祭 2024」の開幕を告げるレッドカーペットセレモニーが神田明神にて、オープニングセレモニーが併設のEDOCCO STUDIOで開催されました!
日本屈指のポップカルチャーの発信地である秋葉原にて、アニメ映画と街の魅力を国内外に発信することを目的に、今年記念すべき第1回目が開催される「秋葉原国際映画祭」。 2024年11月9日(土)〜11日(月)の3日間に渡り、秋葉原エリアで「レッドカーペットセレモニー」「オープニングセレモニー」のほか「プレミアム上映」「アニメコンペティション」など様々なイベントが行われました。
初日の11月9日(土)にはアンバサダーの山寺宏一さんのほか、小野賢章さん、寺島惇太さん、蒼井翔太さん、竹達彩奈さんなど豪華声優陣、アニメーション監督やプロデューサー、スタッフ陣が神田明神に一堂に会し、鮮やかなレッドカーペットを練り歩くオープニングセレモニーを実施!
記念すべき第1回目が行われた映画祭の模様をお伝えしていきます☆
レジェンド声優・山寺宏一さんが登場! アンバサダーとして映画祭をアピール
華やかな映画祭仕様になった神田明神に登場したMCの星咲英玲奈さん。「秋葉原国際映画祭 2024は世界のオタクカルチャーの中心地である秋葉原に誕生した、アニメ作品が集まる国際映画祭です。アニメ映画を通して、国際交流の地とて秋葉原の街にワクワクをお届けして参ります!」と高らかに宣言すると、アンバサダーを務める山寺宏一さんも笑顔で登場しました!
山寺さんは「開催、誠におめでとうございます! 国内外の方もいらっしゃると思います!」と語り、ユーモラスに英語でも挨拶。山寺さんのほか、作曲家の菅野祐悟さんら、正式招待作品『ニンジャバットマン』のスタッフも感激の面持ちで登場しました。
続いて『百姓貴族』、『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season』、『五等分の花嫁*』、『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』、『青のミブロ』、台湾長編アニメーション賞受賞作である『八戒』や『新海誠監督・初長編映画公開20周年メモリアル・スペシャル・リーディング・オーケストラ・コンサート』といった人気アニメーションなどのキャストやスタッフ、 さらに「秋葉原国際映画祭 2024」ショートアニメコンペディション選考委員、メインスポンサーの方々が快晴の空の下、レッドカーペットを颯爽とウォーキング!エレガントでスタイリッシュな衣装に身を包んだゲストの朗らかな雰囲気に、観客から笑顔が溢れました。
【オフィシャルスチール】
『百姓貴族』
『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season』
『五等分の花嫁*』
『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』
『青のミブロ』
『八戒』
『新海誠監督・初長編映画公開20周年メモリアル・スペシャル・リーディング・オーケストラ・コンサート』
映画祭実行委員長・泉登美雄さん「秋葉原の街がさらに発展するイベントにしたい」
レッドカーペットセレモニーを終えたゲストは、オープニングセレモニーの会場・神田明神併設 EDOCCO STUDIOへ移動。アイヌ民族の血を受け継ぐ和太鼓奏者の山下玉貴さん、世界で活躍するタップダンサーの安達雄基さん、数々のライブ書道で知られる書道家・田中象雨さんが生パフォーマンスで大迫力のセッションを披露しました。
ステージ中央には、躍動感たっぷりに「秋葉原国際映画祭」の文字が!会場の熱気が上がる中、冒頭で映画祭の実行委員会委員長・泉登美雄さんがスピーチを行いました。
泉さんは、1985年から秋葉原の街をほぼ40年に渡って見守ってきたことを語り、「今では年間500万人の外国の方が訪れる街になりました。秋葉原の街がさらに発展するイベントにしていきたいと思います」と開催の抱負を述べました。
声優たちの熱いアニメーション愛が爆発!秋葉原の思い出は?
続いて「皆さん、こんにちわ! 山ちゃんです!」と元気よく登壇したのは、アンバサダーの山寺さん!「こんなにちゃんとしたセレモニーがあると知らずにChatGPTで挨拶を考えてみましたが、太鼓の音で全部飛びました!」 と得意のジョークで会場を沸かせ、40年弱だという自身の声優としてのキャリアを振り返りながら、秋葉原のアニメファンへ熱い感謝を伝えました。「『海外で人気の声優』を調べたのですが、僕は50位にも入っていませんでした。今後は海外でも人気が出るように精進したいと思います!」と話すと大きな拍手が起き、エネルギッシュなマイクで会場が一つになりました。
また、作品ごとの挨拶では『青のミブロ』より梅田修一朗さんが登壇し、「千葉出身の僕にとっては、秋葉原が『夢の街』でした」とコメント。
『五等分の花嫁*』からは竹達彩奈さんが登壇し「子どもの頃からオタクで秋葉原に通っていました!」と「アキバ愛」を語りました。
『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season』に出演する関根瞳さん、近藤玲奈さん、峯田茉優さんらも自身の秋葉原の思い出を語り、それぞれの秋葉原とアニメーションへの愛が伺えました。
「秋葉原国際映画祭ショートアニメコンペティション」の開催決定!「海外に通用する作品かどうかで選びたい」
映画祭のオープニングを飾るアニメーション映画『八戒』を携えて来日したのは邱立偉監督。アニメの聖地・秋葉原を訪れた喜びと山寺宏一さんへのリスペクトを捧げつつ、「猪八戒を主人公にしたのは彼が『普通の人』だからです。その主人公が未知への旅、新世界に向かう冒険を描きました」と熱く語りました。
11月11日にアキバシアターで行われる「秋葉原国際映画祭ショートアニメコンペティション」では国内外から150作品が集まり、最終作品に選ばれた8作品の上映が行われることも明らかに!
審査員を務める株式会社Teamきゃら代表取締役・武田冬門さんは「かつてジャンプ編集部にいまして『ドラゴンボール』を担当し、魔人ブウのモデルとも言われました」と自己紹介。「コンペでは海外に通用する作品かどうかという視点で選びたいと思います」と話しました。
「秋葉原国際映画祭」を世界に誇れる映画祭に!
最後は映画祭の主催であるAKIBA観光協議会から、加賀秀祐統括プロデューサーが登壇。「私は宮城の仙台出身で、 高校時代から同郷の山寺さんのことを存じ上げ、いつか秋葉原で仕事をしたいという想いでここまで来ました。今日、みなさんの想いをじっくり聞く中で、その夢がこの映画祭を通して叶ったのだと初めて実感しました」と、念願だったというこの映画祭への想いの丈を語りました。
プロデューサー陣の「世界に誇れる映画祭に!」という熱いスピーチをもって、オープニングセレモニーはフィナーレへ。秋葉原&アニメーションの素晴らしさをあらためて実感する映画祭の誕生に、大きな期待が募る初日となりました!
「第1回 秋葉原国際映画祭 2024 」開催概要
- 日時:2024年11月9日(土)
- レッドカーペット:13時00分~13時35分
- オープニングセレモニー:14時00分~16時00分
- 開催場所:神田明神(レッドカーペット)/神田明神 EDOCCO STUDIO(オープニングセレモニー)
- 「秋葉原国際映画祭 2024」公式サイト: https://www.aiff.jp/
アキバから世界へ!アニメ映画と街の魅力を届ける映画祭
今は、全国各地にアニメやポップカルチャーの拠点となっている街がありますが、少し前までは「秋葉原こそが聖地」というイメージがありましたよね。
その秋葉原の街をあげて行われたのが今回の「 第1回 秋葉原国際映画祭 2024 」。日本のアニメ文化の源泉となったこの街で、世界を見据えた新たなイベントが誕生しました!
数々の映画祭で「アニメーション部門」というのはありますが「アニメ作品に特化した国際映画祭」というのは世界的に見ても珍しいのではないでしょうか?
どんな作品が集まり、どんな位置付けになっていくのか…これからが楽しみな映画祭ですね!