大阪・関西万博 韓国パビリオンをご紹介!伝統と未来が織りなすK-カルチャー・技術の発信拠点!!

2025年開催の大阪・関西万博。ご縁があり、弊社媒体でも韓国パビリオンの取材機会をいただくことができました。このパビリオンは、「韓国の文化の力を世界に示す」というテーマのもと、伝統と革新が融合した魅力的な空間となることが期待されています。

昨今、日本でも韓国の文化がトレンドとなってきている中、伝統とこれからの韓国がどうなるかをイメージした展示は、まさに今後日本でも注目すべきポイントが増えてくると思います。

パビリオンの概要とテーマ

韓国パビリオンは、「韓国の産業競争力及び文化広報のための国家ブランド向上」をテーマに、韓国の伝統文化、先進技術、そして持続可能な社会への貢献を世界に発信しています。

パビリオンの外観は、韓国伝統建築の美しさを取り入れつつ、現代的なデザインと融合させることで、過去と未来、自然と技術の調和を表現しているのがポイントです。

実は、韓国はサムスンのスマートフォン(Galaxyシリーズ)に代表される最先端技術の分野で世界をリードしており、その技術力は目覚ましい進歩を遂げているのもご存じでしたか?

また、K-POPを筆頭とする韓国の文化は世界中で熱狂的な支持を得ており、特に日本では多くの若者がK-POPアーティストやドラマに魅了され、その影響で韓国を訪れる人が後を絶ちません。

このように、韓国は文化・技術の両面において、日本に非常に大きな影響を与え続けている存在とも言えます。大阪・関西万博に設置された韓国パビリオンは、これらの韓国の多様な魅力を、伝統と革新が融合した抽象的な展示によって表現していました。

展示内容について

第1館『音と光を集め、みんなが一つとなり』

展示館へと足を踏み入れる直前、来場者の方々によってあらかじめ声を録音します。

そこから、単なる音声データとしてではなく、第1館の演出を彩るかけがえのない素材として活用されます。

世界各国から集められた多様な言語で録音されたこれらの声は、最先端のAI技術を駆使することによって、単調な音の羅列ではなく、壮大な音楽へと昇華されます。

このAIによって生み出された音楽は、空間全体を包み込む照明の繊細な光の演出と密接に連動し、訪れる観客は、視覚と聴覚が一体となった、まさに共感覚的な展示体験を享受することになります。

声が織りなす音のハーモニーと光のシンフォニーは、まるでK-POPのライブかのように、来場者一人ひとりの心に深く響き渡り、五感を刺激する没入感あふれる空間へと誘います。

132個の照明と4つのスピーカーを設置していることで、韓国が誇るエンターテインメントの技術などを体感できますよ。

第2館『荒廃した都市からいのちの回復へ』

第2館の展示空間では、韓国が取り組んでいる環境技術や、SDGsへの取り組みが紹介されている展示になっています。

この展示は、化石化した都市の姿から、深刻な環境・エネルギー問題に対する警鐘を鳴らすことを目的としています。現代文明の発展を象徴する無機質なコンクリートと、私たちの日常生活で当たり前に活用されている様々な物品たちが、メインのオブジェとして来場者の目に飛び込んできます。

これらのオブジェは、単に展示されるだけでなく、未来の環境問題に対する深い洞察を促すための重要なメッセージを内包!

来場者は、最先端の環境技術と連携したインタラクティブなアクティビティに参加することで、これまで見過ごされがちだった環境への影響を肌で感じ、未来の地球環境を回復させるための具体的な行動を共に考える体験をすることができますよ。

この体験を通じて、来場者一人ひとりが環境保護に対する意識を深め、持続可能な社会の実現に向けた行動へと繋がるきっかけとなることを目指しているとか。

第3館『同じ時間の中のメロディー』

展示3館の没入型3面スクリーンシアターでは、2040年を生きる韓国の女子高生が、韓国で現在開発中の未来技術を駆使して2025年に祖父が残した未完成の楽曲を完成させるショートストーリー映像が上映されます。

音楽を通じた時空を超えた世代間のつながりを描くこの物語は、韓国のみならず世界中の人々が共感できる「家族」「愛」「世代間の絆」といった普遍的な価値をお伝え。

本展示では、3面マルチ・ワイドスクリーンと最先端の映像技術を駆使し、K-POPやダンスといった韓国独自のコンテンツも紹介していますよ。

これにより、ダイナミックで感性豊かな没入体験を提供します。また、過去と未来が同じ空間に存在するような映像演出を通じて、時代が移り変わっても私たちが大切にする価値は失われることなく受け継がれていくというメッセージを発信しています。

韓国パビリオンを取材した感想について

今回の大阪・関西万博における韓国パビリオンの取材は、全体を通して、韓国が現代社会において直面している課題や、 それに対する独自の視点を感じ取ることができ、単なる文化紹介の場に留まらない、深いメッセージが込められていることを実感しました。

まず、第2館の「荒廃した都市からいのちの回復へ」の展示からは、韓国が環境問題や持続可能な社会への貢献をどれほど真剣に捉えているかがポイント。もはや日本だけでない問題だと感じ、化石化した都市のオブジェは、現代文明が引き起こす環境負荷への警鐘であり、私たちが普段意識しない日常生活の中の物品が、未来の地球に与える影響を考えるきっかけとなりました。最先端の環境技術と連携したインタラクティブな体験は、単なる知識の提供に終わらず、来場者一人ひとりが環境保護の意識を深め、具体的な行動へと繋がるよう促すもので、その問題提起の姿勢には韓国らしいアプローチだと思いましたね。

そして、第1館の「音と光を集め、みんなが一つとなり」と、特に第3館の「同じ時間の中のメロディー」からは、韓国がエンターテインメントの分野で今後も世界を牽引していくと思いました。来場者の声をAIが音楽へと昇華させる第1館の演出は、最新テクノロジーと人間の感性が融合したまさにK-POPライブのような没入感を生み出し、五感を刺激される体験かつ、第3館の女子高生が祖父の未完成の楽曲を完成させるショートストーリーは、音楽を通じて時空を超えた世代間の絆を描き、普遍的な家族愛や人間関係の温かさを訴えかけてくるものでした。3面マルチ・ワイドスクリーンで展開されるK-POPやダンスの映像は、そのダイナミックさと感性豊かな表現力で、改めて韓国エンターテインメントの質の高さを目の当たりにしました。

これらの展示を通して、韓国は単に文化やコンテンツを発信するだけでなく、エンターテインメントという強力な媒体を通じて、IT技術などの最先端技術を世界のトレンドの牽引役として活用していく、という明確なビジョンを持っているはずです。韓国における社会課題への意識の高さと、それを解決へと導くテクノロジー、そして世界中の人々を魅了するエンターテインメントが三位一体となり、今後も韓国が世界に大きな影響を与え続ける存在であると確信しましたね。

今回のパビリオンは、韓国の過去から未来、そして文化と技術が織りなす無限の可能性を、私たちに示してくれたように思います。

(取材:間野優希)

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