ボーズは、2025年9月11日、ノイズキャンセリングヘッドホンの次世代モデル「QuietComfort Ultra Headphones(第2世代)」(以下QC Ultra Headphones)を発表しました。本製品は、QuietComfortシリーズの「世界最高水準のノイズキャンセリング」「高音質」「伝説的な快適さと安定性」といった象徴的な特長を受け継ぎつつ、数々の革新的なアップグレードにより、リスニング体験をさらに向上させています。
次世代のQC Ultra Headphonesは、オーディオとノイズキャンセリング機能の両面で進化を遂げています。USB-Cによるロスレスオーディオ対応で透明感あふれる低遅延サウンドを実現し、新しいアルゴリズムによりノイズキャンセリング精度も向上!また、YouTubeなどの動画コンテンツをより臨場感豊かにし、台詞を明瞭にする新機能「シネマモード」も搭載。その他、バッテリー再生時間の延長、スマートな装着検出機能、高速起動、Bluetooth®自動スタンバイ、省電力ディープスリープモードなど、洗練された改良が加えられていますよ。
QC Ultra Headphones(第2世代)は、9月11日よりBose.co.jpおよび一部の販売店にて予約注文受付を開始し、9月25日に59,400円(税込)で発売されます。カラーはブラック、ホワイトスモークに加え、限定色のドリフトウッドサンドとミッドナイトバイオレットの2色が新たに登場します。
“推し” のボーカルの透明感がすごい!卓越したサウンドと電車内などで静寂をもたらす設計
ボーズが誇るノイズキャンセリング機能
QC Ultra Headphones(第2世代)は、ボーズが誇るノイズキャンセリングと高音質はそのままに、独自のデジタル信号処理技術と改良されたアルゴリズムによって、さらなる進化を遂げています。
特に進化したのは、アウェアモード時のActiveSense機能です。突発的な騒音をより滑らかに除去できるようになり、電車通過音やサイレンによってコンテンツが遮られるのを防ぎます。また、ノイズキャンセリングを完全にオフにしたり、ボーズアプリで手動調整したりすることも可能で、リスナーにとってより洗練されたノイズキャンセリング体験を提供します。
これにより、電車内などの騒音が激しい場所でも、 “推し” の楽曲を集中していつでも聞ける環境に。もちろん、YouTubeコンテンツであっても、ノイズキャンセリング機能が優秀であるので、周りが騒がしい場所でもコンテンツに没頭できますよ。
しかしながら、ノイズキャンセリング機能を利用しても完全に騒音は無音にはなりません。ボーズの担当者によると、完全にノイズキャンセリングで騒音を消し去るのは技術的に困難であるのと、仮に無音状態に人間が閉じ込められた場合、心理的にかなりの負担があるという調査結果が存在するとしていました。
逆に言うと、適度なノイズキャンセリングで音楽体験と実際の安全を両立した状態に設計されていると言えそうです。
音質をより追求する方向けのUSB-C有線オーディオ対応
さらに音質を追求する方には、QC Ultra Headphones(第2世代)で対応しているUSB-C有線オーディオ対応がおすすめ。これにより、デジタルのロスレス再生(※)が可能になり、クリアで高忠実度なサウンドで音楽のニュアンスを余すところなく再現します。そして、USB-Cロスレスオーディオは、対応デバイスでの体験を向上させるだけでなく、デスクトップやモバイルでの低遅延オーディオを活用したゲームプレイなど、ヘッドホンの新しい使い道も広げます。
専用の配信サイトで購入できる “ハイレゾ音源” をUSB-C有線オーディオで聞けば、いつもの曲がより綺麗に聞こえるのも嬉しいポイントですよ。
※ロスレス再生とは、音楽や音声を元の音質を保ったまま再生する方式です。圧縮しても音の情報が失われないため、CDと同等の高音質で楽しめます。音楽の細かなニュアンスまで忠実に再現できるのが特徴です。
映像コンテンツが映画館にいるかのように楽しめる「シネマモード」
さらに、QC Ultra Headphones(第2世代)には、ボーズの新たなイマーシブオーディオ体験「シネマモード」が初めて搭載されました。これにより、環境音や効果音が空間全体にバランス良く広がり、まるで映画館にいるかのような臨場感を味わえます。サウンドステージが拡張され、音場がリスナーの目の前に配置されることで、台詞が際立ち、より鮮明に聞こえます。このシネマモードは映像コンテンツ向けに設計されましたが、ラジオ番組やオーディオブックのような音声コンテンツにも効果を発揮し、話し手が「あなたに語りかけている」ような感覚をもたらします。
実際にこの「シネマモード」で人が話す映像コンテンツを見ると、ノイズキャンセリング機能と相まって、まるで映画館でコンテンツを鑑賞しているようです。
全体的なオーディオパフォーマンスも向上!
もちろん、新しいQC Ultra Headphones(第2世代)では、オーディオパフォーマンス全体を向上させるための繊細かつ重要な調整も施されています。大音量時でも低音はさらに深みを増し、高音域はより自然になりました。ボーズが得意とする低音域の表現が音楽そのものを引き立て、高音域はより美しいサウンドで表現されますよ。また、静かな環境では、ノイズキャンセレーションシステムが生み出すバックグラウンドノイズが軽減され、お気に入りの楽曲の細やかな細部までより鮮明に聴き取れるようになっています。
バッテリー性能も大幅に向上!
バッテリー性能が大幅に向上し、最大30時間(イマーシブオーディオオンの場合は23時間、ANCオフ時は45時間)の連続再生が可能になりました。これにより、忙しい一日や長時間のフライト、朝のワークアウト、通勤中など、様々なシーンで途切れることなく音楽を楽しめます。また、使用中にUSB-Cポートから充電できるようになった点も魅力的です。
全体的に “推し活” にはどう?
①高音質で好きな楽曲を楽しめるのは魅力的
QC Ultra Headphones(第2世代)は音質がかなり良いのが魅力的。ボーズは低音の表現を得意としており、どの楽曲もパーカッションやベースの響きが音楽全体を引き立てます。
そして全体的な楽曲表現も定評のあるボーズのサウンドですが、「小さな筐体でここまで表現できるのか」と驚く体験ができると思います。
②長時間駆動が嬉しい
一度の充電で最大30時間駆動なのは嬉しいポイント。一度の充電で使い方によれば一週間程度は充電せずに済むので、充電を忘れがちな方にも嬉しいですよね。
K-POPアーティストなどの推し活をされている方には、楽曲再生に「充電を忘れた」ということもなく楽曲を楽しめるので、どうでしょうか?
③ファッションに合いやすいカラーリング
QC Ultra Headphones(第2世代)では、カラーはブラック、ホワイトスモークに加え、限定色のドリフトウッドサンドとミッドナイトバイオレットの2色が新たに選べます。
「概念推し」を取り入れたい方には、推しの色がない!という方もいるかもしれませんが、ボーズのヘッドホンはどんなファッションにも合いやすいようなデザインとなっていて、ファッションの一環で取り入れるのも良いかもしれません。
「QuietComfort Ultra Headphones (第2世代)は“推し活”にも最適な進化系ヘッドホン!
QuietComfort Ultra Headphones(第2世代)は、単なるノイズキャンセリングヘッドホンの枠を超えた「没入体験デバイス」だと感じました。
特に印象的なのは、USB-Cによるロスレスオーディオ対応と新搭載の「シネマモード」。音楽だけでなく、映像コンテンツやゲームまで、幅広いシーンで音質と臨場感を追求できるのは大きな魅力です。
さらに、最大30時間のバッテリー駆動や、ファッションに馴染むカラーバリエーションもポイント。推しのライブ映像を長時間楽しむ“推し活”ユーザーにとって、充電切れの不安がないのは嬉しいですよね。
個人的には、ノイズキャンセリングの進化とActiveSenseの自然な騒音制御が素晴らしいと感じました。電車やカフェといった日常の騒がしさを忘れさせてくれるので、「推し活」の一環で音楽や動画に集中したい人には間違いなくおすすめです。
(取材:間野優希)