TVアニメ『ゴールデンカムイ』スペシャルイベント’21 曲馬団シライシ一座【川口公演】詳細レポートが到着♪

TVアニメ『ゴールデンカムイ』スペシャルイベント再び!メインキャスト揃い踏みとなった曲馬団シライシ一座【川口公演】の模様をレポートが到着したのでお伝えします!

TVアニメ『ゴールデンカムイ』スペシャルイベント’21 曲馬団シライシ一座【川口公演】が、2021年12月5日に川口総合文化センター・リリア メインホールにて開催されました。

登壇したのは、杉元佐一役の小林親弘さん、アシ(リ)パ役の白石晴香さん、白石由竹役の伊藤健太郎さん、尾形百之助役の津田健次郎さん、谷垣源次郎役の細谷佳正さん、キロランケ役のてらそままさきさん、月島軍曹役の竹本英史さん、鯉登少尉役の小西克幸さんの総勢8名。

ファンと直接顔を合わせる機会は2019年の七夕に開催されたイベント以来とあって、登壇者一同、会場を埋め尽くした大勢のファンを前に最初の挨拶から感無量といった様子。

樺太編に登場した曲馬団「ヤマダ一座」をイメージしたセットの中、座長風の衣装をまとった伊藤さんが司会進行役を務め、登壇者をは樺太編の本編と同じように杉元チームとアシ(リ)パチームに分かれる形でイベントは幕を開けました。

前半はTVアニメ第三期の樺太編を振り返るトークコーナーから始まり、まずは白石さんが選んだ第二十六話で月島軍曹たちがバーニャに逃げ込むシーンを紹介。

コロナ禍で少人数に分かれてのアフレコとなったため白石さんはこのシーンの収録状況を知らず、オンエアを観るのが楽しみだったとコメント。収録に参加した小西さんからは、先に収録を終えていた岩息(CV.三宅健太)が「バーニャ!!」を想像以上に長く発していたので合わせるのが大変だったという裏話も明かされました。

続いて紹介された第二十七話で月島軍曹が鶴見中尉に詰め寄るシーンでは、セレクトした竹本さんが鶴見中尉のはらりと垂れる前髪の美しさを一番観てほしかったと強調。

その他、伊藤さんセレクトの第三十二話で人斬り用一郎と土方が対峙するシーンや小西さんセレクトの第三十六話で鯉登少尉とキロランケが死闘を繰り広げるシーンなど、ファンにも大きなインパクトを与えたであろう名シーンが次々と登場しました。

トークコーナーが終わると突然「曲馬団」の振り付け担当・フミエ先生の声が会場内に響き、新しい踊り手を探すという名目のもと、次のコーナー「山田フミエのダンスオーディションッ!!」へと突入。

杉元チームから小林さんと細谷さん、アシ(リ)パチームから白石さんと津田さんが名乗りを上げ、曲に合わせてダンス対決を繰り広げる展開に。スピードアップしていく曲についていけず、ひとりまたひとりと脱落していく中、最後までキレのある踊りを見せた白石さんが優勝を勝ち取りました。

その後は再びトークコーナーに戻り、樺太編の名台詞について振り返っていくことに。

細谷さんが選んだ谷垣の「時は来た。それだけだ!!」は、プロレスラーの故・橋本真也選手の知る人ぞ知る名言が元ネタ。収録時には制作陣の強いこだわりにより、短い台詞にもかかわらず5回ほど録り直すことになったといいます。

小林さんは杉元が遭難した際の「光だ…」をセレクトし、続いててらそまさんが選んだキロランケの「ウンコだめッ」が紹介されると会場から大きな笑いが。

樺太編で重要な役割を担ったキロランケですが、てらそまさんはこの台詞こそが本来の彼らしさを表していると感じたそうです。

さらに津田さんは尾形によるロシア語の台詞「バルチョーナク」を選び、収録時にロシア語監修の先生から一発OKをもらったエピソードを披露。ロシア語の台詞が多かった竹本さんがこれに反応し、自分は津田さんのようにほめられなかったと悔しさをにじませる光景も見られました。

前半の締めくくりには「バーニャでクイズ対決ッ!!」を実施。これはバーニャで室内の空気をかき回すために用いる道具・ヴェニクを模した巨大なうちわを使って風車を回し、ゲージが満タンになると回答者が問題に答えられるというもの。どちらのチームもなかなか正解数を増やすことができず、結果はアシ(リ)パチームが2対1で勝利。

トークに加えてゲームやクイズなど、前半は様々な趣向で樺太編の魅力を再確認させてくれる楽しい時間となりました。

後半のメインは登壇者による生アフレコ。

スチェンカでの初の試合や杉元とアシ(リ)パの再会といった樺太編の印象的なシーンがたっぷりと時間を使って演じられ、シリアスとギャグを縦横無尽に行き来する『ゴールデンカムイ』の魅力を凝縮したような構成に。普段は見られない登壇者による熱演を前に、会場は笑いと感動に包まれていました。

そして生アフレコ終了直後には、TVアニメ第四期の製作決定が発表です!あわせて第四期からは制作の体制がアニメーション制作:ブレインズ・ベース、チーフディレクター:すがはらしずたかさんへとバトンタッチされることも告知されました。

第四期の実現という吉報を受け、小林さんはこんなに面白い作品と同じ時代に生まれて嬉しいと感慨深げ。白石さんからは、ファンやスタッフ、キャストの大きな愛のおかげだと感謝の思いが語られました。なお、樺太編で命を落としたキロランケについては、てらそまさんから他の登壇者に回想で登場できるように逐一思い出してほしいとの要望が。

会場全体が歓喜と興奮で満たされる中、最後は小林さんの「またねー!」の言葉とともにイベントは終了となりました。

スペシャルイベントの夜の部は、昼の部とは各コーナーの内容を差別化して実施。

トークコーナーで紹介する名シーンもガラリと変わり、小林さんが選んだ第二十八話で杉元がハラキリショーに臨むシーンから振り返っていきます。

竹本さんは第三十三話で長谷川幸一が本名を名乗るシーンをチョイスし、原作の展開やキャスティングの妙が詰まっていると激賞。この意見には他の登壇者も大いに賛同していました。

さらに、てらそまさんは第三十四話でキロランケがソフィアと再会するシーン、津田さんは第三十五話で尾形の片目をアシ(リ)パの矢が射抜くシーンをセレクト。後者については収録に立ち会った小林さんが尾形の言動にイライラさせられたと告白し、これを聞いた伊藤さんからは、尾形の演じ方として津田さんが正しいボールを投げた証だという指摘も出ていました。

「山田フミエのダンスオーディションッ!!」はダンスへの参加者が一部変更となり、杉元チームから竹本さんと小西さん、アシ(リ)パチームから白石さんと津田さんがエントリー。昼の部で優勝した白石さんにはダンスにアレンジを加えるハンデが与えられたが、それをものともせず見事に連覇を果たしました。

続いて名台詞を振り返るトークコーナーでは、細谷さんが谷垣の「俺は少女団のお荷物です…ッ。ブヒィッ」をセレクト。樺太編から谷垣がお笑い担当のポジションになったことで、収録時は共演者を沸かせることに存在価値を感じていたといいます。その後は杉元の台詞を紹介する流れが続き、小西さんが「オレ…出るぜ。手ぇ出しな」、白石さんが「言ったろ? 不死身だって…」、伊藤さんが「相棒の記録契約更新だ」をチョイス。白石さんが杉元とアシ(リ)パが再会する話数までアフレコの現場で小林さんと一緒になることがなかったと話すと、津田さんからは「杉元チームは本当に楽しそうでいいな、と思ってました。こっちはちょっとシリアスめだから」といったコメントが。これに対して、同じチームのてらそまさんが「お前(尾形)が一番シリアスなんだよ」とツッコミを入れるひと幕もありました。

クイズコーナー「バーニャでクイズ対決ッ!!」は、昼の部よりもクイズの正解率がアップ。3対2で今度は杉元チームが勝利を手にしました。なお、クイズ中に杉元チームの間では谷垣の「時は来た」の台詞がちょっとしたブームに。「何が来た?」「時は来た」と楽しそうにやり取りする姿からは、作品の収録を通じて築かれてきたチーム感がうかがえました。

生アフレコのシーンも昼の部からは内容を大きく変更。バーニャに逃げ込むシーンに始まり、尾形と勇作の回想シーンや杉元とアシ(リ)パが相棒の契約を更新するシーンなどが演じられました。そして生アフレコのあとは昼の部と同様、登壇者とファンが第四期製作決定の喜びを分かち合う瞬間が訪れ、登壇者が第四期への期待や本イベントの感想についてコメント。最後に登壇者全員が「ゴールデンカムイ!」と叫ぶと、ファンがリアクション用に配布された「ブヒィッ」のうちわを掲げてスペシャルイベントの全公演は幕を閉じました。

再び相棒として歩み始めた杉元とアシ(リ)パの旅がこの先どうなるのか、今後の続報に注目です!

TVアニメ『ゴールデンカムイ』作品情報

【スタッフ】

原作:野田サトル(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
チーフディレクター:すがはらしずたか
シリーズ構成:高木登
キャラクターデザイン:山川拓己
アニメーション制作:ブレインズ・ベース
製作:ゴールデンカムイ製作委員会

【キャスト】

杉元佐一:小林親弘
アシ(リ)パ:白石晴香
白石由竹:伊藤健太郎
鶴見中尉:大塚芳忠
土方歳三:中田譲治
尾形百之助:津田健次郎
谷垣源次郎:細谷佳正
牛山辰馬:乃村健次
永倉新八:菅生隆之
家永カノ:大原さやか
キロランケ:てらそままさき
インカ(ラ)マッ:能登麻美子
二階堂浩平:杉田智和
月島軍曹:竹本英史
鯉登少尉:小西克幸

[TVアニメ『ゴールデンカムイ』公式サイト]

©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

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