京王電鉄 新型通勤車両「2000系」が2026年1月31日(土)に営業運転開始!子育て世代にも注目の “やさしい” がコンセプト

京王電鉄は、2026年1月31日(土)より京王線内で新型通勤車両「2000系」の営業運転を開始します。

この新型車両は、「日本一安全でサービスの良い持続可能な交通」の実現に向け、京王電鉄初となる大型フリースペース(愛称:ひだまりスペース)を設置した、子育て世代にも注目の “やさしい” がコンセプトの車両です。

営業運転開始に先立ち、2026年1月17日(土)には「新型通勤車両『2000系』プレス向け試乗会」が実施されました。実際に試乗した様子などもお伝えします。

お子さんの視点でも景色がよく見える!「ひだまりスペース」など「2000系」の特徴について

車両デザインについて

京王電鉄の新型通勤車両「2000系」は、「やさしい」をコンセプトに、子育て世代を含む多くの利用者に配慮したデザインが採用されました。

このデザインは、車両の前面、側面、内装の座席、床敷物、袖仕切りなど随所に、円をモチーフとしたラウンド型を取り入れているのが特徴です。これにより、優しさ、安心感、楽しさ、そして落ち着きのあるナチュラルな空間を表現しています。

「2000系」は京王線内での運用のみとなり、都営新宿線には直通車両として用いられません。

車両デザインの最終的な決定はAIツールで

車両デザインの決定においては、従来の京王電鉄側の視点だけでなく、広く利用者からの意見を取り入れる形で進められました。具体的には、760名の京王電鉄社内の協力者から座席の硬さや袖仕切りの構造、つり革の高さ、握り棒の位置といった使い勝手に関する詳細な要望をアンケートで収集しました。また、京王線を月1回以上利用する1300名へのインターネットアンケートを通じて、デザインコンセプトのキーワードを決定。さらに、車いすやベビーカーを利用した検証を含む座談会も実施し、導線や配置に関する具体的な意見をデザインに反映させました。

利用者からの意見とコンセプトに基づき、車体メーカーのデザイナーが制作した複数のデザイン案は、京王グループの感性AI株式会社が提供する分析ツール「感性AIアナリティクス」を用いて評価されました。

このAIツールは、京王グループにおいては、既にレストラン京王にて、カレーパッケージのデザイン制定の際に活用され、顧客体験の最大化に寄与した実績もあります。

そして最終的に、コンセプトとのマッチング度合いが最も高いデザインが「感性AIアナリティクス」によって、新型車両のデザインとして採用されました。

お子さま連れにおすすめの「ひだまりスペース」

5号車には、京王電鉄として初めての大型フリースペース「ひだまりスペース」が設置されています。これは、子育て世代やシニア世代だけでなく、すべてのお客さまが年齢、性別、目的を問わず、安心して快適に鉄道を利用できるように、細部にまで配慮されたエリアです。

「ひだまりスペース」は、座席を廃止することで、ベビーカーや車いすの方も利用しやすくしています。また、お子さまが楽しめるように大型窓も設置されています。このスペースは、乗降時にエレベーターに近い5号車に設けられています。

デザイン面では、一般座席と調和する配色を採用し、車内での動線や機能性を考慮した衝立を設置。小さなお子さまでも外が見やすい大きな窓が特徴です。

なお、この大型フリースペースの愛称は、複数案の中から一般のお客さまによる投票で最多の1,196票を集めた「ひだまりスペース」に決定しました。これに基づき、ロゴも制作されています。

新型通勤車両「2000系」が切り拓く、京王線でのお出かけの新常識

京王電鉄として初めて導入される大型フリースペース「ひだまりスペース」は、新型通勤車両「2000系」の最大の特長であり、特に子育て世代にとって非常に魅力的なポイントとなるでしょう。

この「ひだまりスペース」は、単に座席をなくしただけでなく、小さなお子さまも車窓からの景色を存分に楽しめるように配慮された大きな窓が設置されています。ベビーカーや車いすの方も利用しやすいよう、乗降時にエレベーターに近い5号車に設けられるなど、細部にまで “やさしさ” が行き届いた設計です。この快適な空間の登場により、サンリオピューロランドや高尾山など、京王線沿線に点在する人気のお出かけスポットへの移動が、これまで以上に楽しく、ストレスフリーな体験になることが期待されます。京王線沿線外から訪れる人々にとっても、この新型車両は移動の楽しさを提供するに違いありません。

また、様々な技術的な工夫を重ねることで、極力、揺れなどを抑え、乗り心地の向上に努めたのも嬉しいポイントです。「ひだまりスペース」でお子さまが、車両の揺れで転倒することを防ぎ、心ゆくまで外の景色を見られるための不安要素もなくしています。

「2000系」が都営新宿線への直通車両として用いられない点は、広域的な利便性を求める利用者にとっては惜しいニュースかもしれません。しかし、本車両のデザイン決定プロセスでは、760名の京王電鉄社内協力者や1300名の利用者へのアンケート、さらには車いすやベビーカー利用者を含めた座談会など、従来の鉄道会社の視点を超え、広範な利用者の声が反映されています。

「やさしい」をコンセプトに、利用者一人ひとりの利便性や安心感を追求したこの車両は、まさに京王電鉄が目指す「日本一安全でサービスの良い持続可能な交通」の実現に向けたポリシーを体現していると言えます。京王線内での利用者体験の質の最大化を優先した、京王電鉄の覚悟とこだわりが凝縮された車両とも評価できると思います。

(取材:間野優希)

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