『劇場版シティーハンター天使の涙(エンジェルダスト)』劇場公開記念!タクシーアプリ「S.RIDE®」で呼べる「シティーハンタータクシー」が登場!S.RIDE株式会社の担当者の方へ施策の背景や狙いについてインタビューしました!

タクシーアプリ 「S.RIDE(エスライド)」を提供するS.RIDE株式会社と、モビリティプラットフォーム事業を展開する株式会社ニューステクノロジーの両社が運営する、モビリティ車窓メディア「THE TOKYO MOBILITY GALLERY Canvas」(以下「Canvas(キャンバス)」)において、映画の世界観をタクシー車内で楽しめる「シティーハンタータクシー」が 2023年9月11日(月)から9月24日(日)の期間限定で都内を走行しました!

「シティーハンタータクシー」では、「2023劇場版シティーハンター」製作委員会の協力により、タクシー車内で前作映画『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』の全編を視聴できるサービスを展開。映画をまるごと1本視聴できるというCanvas初の取り組みやタクシーアプリ「S.RIDE」で「シティーハンタータクシー」を指定して配車すると、アプリ上で特典映像が流れるサービスなどが実施されました!

いちごあんでは、今回なんと「タクシー×エンタメ」という新たな取り組みを実施したS.RIDE株式会社 企画マーケティング部の佐々木秀輔さんにお話を聞くことができました!今回の取り組みの背景やポイントなどをインタビューしてきましたので、その内容をお伝えします。

タクシーで映画が観られる!?「タクシー×エンタメ」の新しい移動体験を提供した「シティーハンタータクシー」の実施背景についてインタビュー!

今回の「シティーハンタータクシー」を実施した背景やきっかけについて教えてください。

今回の「シティーハンタータクシー」の施策は、アニプレックスと共同で行いました。「S.RIDE」はソニーグループが有するAIとIT技術を活用したタクシーアプリを展開するソニーグループの関連会社です。一方、アニプレックスもソニー・ミュージックエンタテインメントの子会社で、共に「ソニーグループのグループ会社」ということになります。そのため、「S.RIDE」とアニプレックスは元々横の繋がりがあり、今回の施策も実施がしやすいという背景がありました。

 

「S.RIDE」では、今後のビジョンとして何度も乗りたくなる「新しい移動体験の創出」に注目していて、その部分の強化を図っています。強力なIPコンテンツを持っているアニプレックスとのリレーションを深めていき、さまざまなIPとのコラボを活用した施策を実施したいという狙いがあり、その一環として「シティーハンタータクシー」の施策が始まりました。

 

最新作の『劇場版シティーハンター天使の涙(エンジェルダスト)』が9月8日から公開ということで、そのタイミングにあわせて、シティーハンターという長年多くの方から支持されているコンテンツと連携して、「S.RIDE」としても今までにない「新しい移動体験」の価値をユーザーに提供できるのではないかと考えました。

『シティーハンター』は1985年に連載を開始した漫画ですが、2023年の劇場版は大好評でした!タクシーに乗るという、 “移動手段” だけではなく、「S.RIDE」は、エンタメ性を持たせた「新しい移動体験」を今回創造しています。

今、タクシー業界の人手不足が話題になっているかと思います。シティーハンターとのコラボをきっかけにタクシー業界を盛り上げるといった狙いもあったのでしょうか?

今回のシティーハンターの施策に限らず、タクシーの車内が豊かなエンタメ空間になれば、ドライバー様も楽しくなりますし、世界観やブランド価値を守りたいと思ってくださるのではないでしょうか。実際、今回のシティーハンターとのコラボを喜んでくださっているドライバー様は多いようです。私どもとしても、このような取り組みを通して、業界全体が盛り上がっていけばいいなと考えています。

昨今、テレビや新聞などの一般メディアを見てみても、タクシードライバー不足が深刻化していることが話題として取り上げられています。しかし、今回のコラボレーションで、タクシードライバーが『シティーハンター』との施策を喜んでいらっしゃるのは、モチベーションアップにも繋がりますし、乗客・タクシードライバーの双方にとってもプラスと言えるでしょう!

シティーハンターは30代〜50代くらいのファンが多いイメージですが、今回の施策を行うにあたってはその辺りの年代をターゲットにしたのでしょうか?

確かにシティーハンターは昔からある作品なので、連載されている当初からのファン、主に30代以上のユーザーがメインターゲットになります。「タクシーを利用するユーザー」という観点においても、30〜40代の方が非常に多いです。そういう部分では、シティーハンターのファン層の年齢とも非常にマッチしているのではないかと考えています。

『シティーハンター』は1985年に連載がスタートしたため、まさに、今回の施策は『シティーハンター』のファン層とマッチしていると言えると思います。

シティーハンターは昔からある作品ですが、今でも映画が制作されていて、若い方も観ているかと思います。20代などの若年層にもアプローチしたいという思いはありますか?

シティーハンターは劇場の興行収入や動員数を見てもかなり勢いがあるなと感じています。おそらく20代の若年層にもファンがいたり、知名度があったりするのではないかと。エンディングテーマ曲の「Get Wild」も、今でも色褪せることなく幅広い年代に愛されていますよね。30代以上がメインターゲットではあるのですが、こうしたコンテンツとコラボすることで、若年層にもアプローチできるのではないかと考えています。

 

今まで「タクシー=移動手段」だったものが、「タクシー=移動体験」になり、タクシーに乗ること自体が目的になるという価値を創出していこうと考えています。

タクシーに乗車するとなると、どうしても移動が主となるもの。ここにエンタメ性が加わり、 “移動体験” になることは、「シティーハンタータクシー」の強みと言えます。

今回の施策における改善点や反省点などはあったのでしょうか?

Canvas車両においては、タクシーの車内がシティーハンターでジャックされています。車内にタブレットがあり、それにシティーハンターの映像が大体10分ぐらい流れています。その画面のサイドバーを操作すると、前作の『劇場版 シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』の視聴に関する案内が出るんですが、これに気づかないお客様もいらっしゃったようで…。コンテンツの案内方法が少しわかりづらかったというのが、今回の反省点かと思います。

「シティーハンタータクシー」のような施策を、今後首都圏以外で実施することは視野に入れているのでしょうか?

今、「S.RIDE」に対応している車両が走行しているのが、東京都内と神奈川県(横浜近辺)、埼玉、千葉などの首都圏が中心で、同じ東京都内でも多摩などは未対応になっています。

 

将来的には全国展開できれば嬉しいなと考えてはいますが、こうしたコラボをする際は、Canvas車両を確保する必要や、車内にタブレットが設置されているなどの条件がありますので、しばらくは都内を中心に活動していくかと思います。

可能であれば、関西の方々にも楽しんでいただきたい…ところですが、まずは都内で楽しみましょう!

タクシーはビジネスマン向けというイメージですが、「タクシーに乗るのが楽しい」と思えるようなエンタメ的要素を取り入れようと考えた背景はありますか?

そうですね。タクシーに関してはもちろんビジネス利用がメインですし、私どももそう捉えています。また、タクシーアプリの基本的な「呼ぶ」・「支払う」といった機能は、割と成熟化してきているのかな、と。そういった中で、次はどういったアプローチをしていく必要があるのかを考えた時に、「乗車時の楽しさ」や「誰もが何度も乗りたくなるような仕掛け」というのは世界的に見ても、まだどこも手をつけられてないところではないかと思ったんです。

 

エンタメとコラボすることでタクシーのPRもできるので、私どもの課題である「ユーザー数の拡大」というところに繋がると思います。そういった意味でも、エンタメに関しては力を入れていきたいですね。

タクシーにエンタメ要素があると、プライベートやビジネスシーン問わず、「S.RIDE」でタクシーを呼ぶのが楽しくなりそうですね♪

10代〜20代など、いわゆる「Z世代」と呼ばれる年代に関しては「タクシーは高い」というイメージを持っている人が多いと思いますが、その辺りの年代も意識されていますか?

ユーザーとしては30〜40代の方がメイン、次にその上の世代という感じですが、そこだけを狙って施策をしていくのは限界があるなと感じています。当然ながら、10代〜20代の方々にも利用していただきたいという思いはありますね。

 

過去にも漫画『ONE PIECE』や韓国のアイドルグループ『TWICE』とコラボしたタクシーが都内を走行していましたが、そういう施策をすると若い方も使いやすいですよね。コラボするコンテンツ次第ではZ世代など若い層のユーザーも獲得できるのではと考えています。

タクシーは「高い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、タクシーにエンタメ要素があると、積極的に利用してみたくなりますね!

「S.RIDE」だからこそできるサービスや、強みはありますか?

やはりアプリの使いやすさについては自信を持っていますね。アプリを開いてスライドするだけで1番近くのタクシーが呼べるという操作の簡単さとスピードは得意としているところです。月10回以上利用するユーザーが多いので、リピート率が高いことからも、使いやすさで評判をいただいているのかなと思います。

 

それから、最近は東京都内で台数がかなり増えてきていて、都内で「S.RIDE」に対応している車両が約1万2000台あります。つまり、都内のタクシーの3台に1台が「S.RIDE」対応ということです。タクシーは台数があるほど呼びやすいので、つかまえやすいというところに関しては、やはり評価が高いですね。

 

また、アニプレックスやソニー・ミュージックエンタテインメントなど、強力なIPを有しているグループ会社との横の繋がりがあるのは、「S.RIDE」ならではの強みだと思っています。競合他社ではなかなか難しいIPコンテンツの利用や、俳優・アーティストとコラボした取り組みがしやすいというのはありますね。

競合他社のサービスと比較しても、 “タクシーを呼びやすい” というのはかなり強いポイント…!強力なIP(知的財産)とコラボレーションしやすいというのも、今後が楽しみです!

今後、エンタメ関連の施策で挑戦していきたいことはありますか?

2023年8月1日(火)~8月16日(水)まで、ミュージカル『スクールオブロック』とコラボした施策を実施していました。こちらの施策では、会場までのタクシー送迎(往路のみ)とミュージカル『スクールオブロック』の観劇チケットをパッケージプランとして販売したんです。また、シティーハンターと同様、車内でキャストが出演するタクシー限定の撮りおろし映像を観ることができたり、特別グッズをプレゼントしたりなど、観劇前にワクワク感を感じていただける仕掛けを用意していました。

 

タクシーを呼んで乗車して「車内の時点で舞台の雰囲気を楽しんでもらう」というのは、まさに移動体験の楽しさに繋がるのではないかと。今後もこういったタクシーを含む一連の流れで楽しんでもらう施策に関しては力を入れていきたいですし、実施の機会を増やしていければと考えています。

「S.RIDE」がサービスを展開している首都圏は、電車をはじめとした公共交通機関が発達していることもあり、若年層を中心にタクシーのユーザー数は減っているのが現状とのこと。しかし、こうしたエンタメとのコラボ施策を行うことで、タクシー自体が楽しい空間になったり、新たなコンテンツと出会えたりするので、Z世代などの若年層にも受け入れられるのではないかと思いました。「S.RIDE」の強みや独自性を活かした新たな施策によって、タクシー業界全体が盛り上がれば良いですね!

これからの未来は「自動運転時代」とも言われていますが、そこへ向けて取り組んでいきたいことはありますか?

自動運転時代に向けた今後は「移動」を再定義し、 移動する際の乗車体験の向上が差異化のポイントになると考えています。「移動」と「強力なコンテンツIP」との連携など、エンターテインメントやスポーツ、食事などをパッケージ化し、 移動自体に付加価値を付けることで、自動運転時代まで待たずとも、新しく豊かな乗車体験を提供していきたいと思います。自動運転時代が到来すれば、それらの裾野が一気に広がるのでは、と考えています。

 

また、ロボットタクシーなどが具現化すると、ビジネスモデルや提供価値が大きく変わり、 移動の考え方も大きく変わると考えています。 自動運転時代には乗客の需要予測、ユーザーと車両のマッチング、車内認証など「 S.RIDE」が持っている技術的なアセットが不可欠となるので、これらのテクノロジーを磨き、 高い付加価値がついた移動サービスを支えるプラットフォームの構築に継続的に取り組んでいきます。

自動運転の時代には、「移動」以外のコンテンツも進化していそうですよね。AIとIT技術を活用したタクシーアプリを展開しているS.RIDE株式会社だからこそ、近未来を見据えた技術革新や施策ができるんだな、と思いました!今後、タクシーでの移動がどのように変わっていくのか、楽しみです!

「シティーハンタータクシー」走行概要 ※サービス終了済

『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』 とコラボした「シティーハンタータクシー」では、 2023年9月11日(月)から9月24日(日)までの期間中、新作『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の特別映像や予告映像を視聴できます。また、乗客が任意でコンテンツを選択できるGROWTH MOVIE機能により、タクシー車内で前作『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』の全編が視聴可能!タクシー限定の映像を楽しめます。

  • 走行場所:東京都内23区、武蔵野、三鷹地区
  • 走行期間:2023年9月11日(月)〜9月24日(日)
  • 対象車両:Canvas車両100台(国際自動車・大和自動車交通)

【仕掛け1】

乗車時にGROWTH MOVIE機能で前作『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』の全編視聴が可能に

【仕掛け2】

「シティーハンタータクシー」を呼べる!タクシーアプリ「S.RIDE」との配車連携

【仕掛け3】

タクシーアプリ「S.RIDE」での配車確定時にエンディングテーマ曲「Get Wild」と特典映像が流れる演出

【仕掛け4】

シティーハンターのキービジュアルがタクシーの窓ガラスに登場

タクシーアプリ「S .RIDE」配車イメージ シティーハンターの主人公「冴羽獠」が描かれた特別ラッピングタクシーも! ※サービス終了済

  • 走行期間:2023年9月4日(月)〜10月1日(月)
  • 走行台数:10台(大和自動車交通)
  • 走行エリア:東京都内

※指定配車は不可、GROWTH MOVIE機能の視聴コンテンツの利用不可

『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』 について

1985年〜1991年に週刊少年ジャンプにて連載された超人気漫画「シティーハンター」の映画最新作が、2023年9月8日(金)より公開。2019年に公開された前作『劇場版 シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』は、観客動員数100万人、興行収入15億円を超える大ヒットを記録しました!

S.RIDE 株式会社について

タクシーアプリ「S.RIDE」の提供およびタクシー事業者等に向けた配車ソフトウェア・システム他の企画・開発・サービス提供を行っている企業。YouTubeをはじめ、各種SNSでは利用方法を確認したり、キャンペーン等の情報をゲットできますよ!

【アプリダウンロードはこちら!】

※タクシーアプリ「S.RIDE」はソニーグループ株式会社が保有する AI と IT 技術を活用して開発しています。
※ “S.RIDE エスライド” は S.RIDE 株式会社の登録商標です。

タクシーを「移動手段」ではなく「移動体験」に!

「シティーハンタータクシー」施策を実施したS.RIDE株式会社と株式会社ニューステクノロジーは、来たる自動運転社会において、技術の進歩により移動にまつわる  “手段・時間・空間“ が大きく変化していくと予想。未来を見据えて、今後も新しいサービスや企画を開発・提供していき、人々の「移動」に伴う体験価値の向上と、豊かな社会につながるモビリティサービスの追求を目指す、とのことです。

このように「タクシー」という交通機関とエンタメをコラボさせ、新たな「移動体験」を作ろうというのは、「移動」という、これまで機械的だった時間を豊かにする素晴らしい取り組みですよね。

タクシーでの移動体験を通して、エンタメ作品やコンテンツが幅広い年代層、そして国内外問わず多くの人に伝わっていき、結果としてタクシー業界全体の盛り上がりにつながることを願っています。

©北条司/コアミックス・「2023 劇場版シティーハンター」製作委員会

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