⻄⽇本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は2024年5月16日(木)に「⼤阪駅⻄側地区アートプロジェクト(仮称)」 の始動を発表しました!
複数のクリエーターがパブリックアートを制作する「⼤阪駅⻄側地区アートプロジェクト(仮称)」は、⼤阪駅の⻄側エリアに多様なアート作品を展⽰。⼤阪駅を訪れる多くの方々に⽇常的なアート体験の場を提供することで、⼤阪の⽂化やビジネスの発展、イノベーションの創出につながることを⽬指すプロジェクトです☆
そしてこのプロジェクトには大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作者である荒木飛呂彦先生が参加。パブリックアートに初挑戦しました♡
荒木先生は、かつて⼤阪駅のシンボルとなっていた「噴⽔⼩僧」をテーマに、パブリックアートを制作されています。この「噴⽔⼩僧」をテーマとした作品には、歴史を受け継ぎながら、その時代を⽣き抜く主⼈公達を描いた作品を世界に発信し続けている荒⽊⾶呂彦先生こそ相応しいと考え、JR西日本は、「⼤阪駅⻄側地区アートプロジェクト(仮称)」への参加を依頼しました。
荒⽊先生の作品は、2024年7⽉31⽇に開業する新駅ビル「イノゲート⼤阪」にて設置!新たな大阪駅のシンボルになること間違いなしですね♪
また「⼤阪駅⻄側地区アートプロジェク ト(仮称)」は、SDGsにおける17のゴールのうち、特に7番、8番、9番、11番、12番、17番に貢献すると考えられています!
荒⽊⾶呂彦⽒ インタビュー
Q.今回のプロジェクトへ参加した理由を教えて下さい。
かつての⼤阪駅のシンボルで、今は京都鉄道博物館に保管されている噴⽔⼩僧が復活するということで、倉庫の奥にあったものがまた⽇の⽬を⾒るというのはロマンがあって良いんじゃないかと思い、お引き受けしました。
かつての大阪駅のシンボルとして慣れ親しんだ方も多いはず!! しかし令和となり、「噴水小僧」を朧げにしか覚えていなかったり、知らなかったりする方もいると思います。そんな「懐かしい」と感じる方も、「はじめまして」の方も荒木先生の手にかかった「噴水小僧」を目にすることで、新たな大阪駅のシンボルとして認識してもらえると嬉しいですね☆
Q.「噴⽔⼩僧」のデザインに込めた想いを教えて下さい。
噴⽔って⽔じゃないですか。⽔って循環している。⾬が降って、川に流れて、海に⾏って、 蒸発して戻ってきて、という⾵にぐるぐる回っているものなので、そうした⽔の循環をデザインに取りいれようと思いました。
水の循環というデザイン…。荒木先生ワールド全開の作品に期待高まります♪
Q.今回のプロジェクトで⼤阪と荒⽊⾶呂彦⽒との間により⼀層強い縁が出来ましたが、 もし⼤阪を舞台に物語を描くならどのような物語で、どんなキャラクターを登場させたいですか。
やっぱり⾷べ物じゃないですかね。『ジョジョの奇妙な冒険』にトニオ・トラサルディーというキャラクターがいますけど、ああいうスタンドとかキャラクターがいいですよね。グルメ対決だったり、グルメの戦いで何かするっていうのはいいかもしれません。
これは新しいお話の予感!?『ジョジョの奇妙な冒険』の作品とのコラボレーションや、荒木先生の手にかかった大阪フードを見ることができるかも知れませんよ~!!
荒⽊⾶呂彦(あらき ひろひこ)プロフィール
宮城県仙台市⽣まれ。1986年、「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタートした『ジョジョの奇妙な冒険』は、読者から絶⼤な⽀持を獲得。2023年2⽉より「ウルトラジャンプ」にて、シリーズ第9部となる『The JOJOLands』を連載中。
噴⽔⼩僧について
噴⽔⼩僧は、頭上にハスの葉を掲げる⾼さ1.2メートルの銅像で、1901年に⼤阪駅2代⽬駅舎が開業した際に2体設置されました。
その後1体は⾏⽅不明となりましたが、残る1体は1940年の3代⽬駅舎完成とともに、⼤阪駅中央のコンコースに飾られて以降、 多くの⼈々の待ち合わせ場所の⽬印として使われるようになり、 「⼤阪駅のシンボル」として103年にわたり親しまれてきました。2004年に5代⽬駅舎改修に伴って移転され、現在は京都鉄道博物館に保管されています。
- 提供:京都鉄道博物館
参考:⼤阪駅 これまでの歴史と変遷について
⼤阪駅は、1874年5⽉11⽇に神⼾駅から⼤阪駅までの鉄道が開業してから今年で150年の節⽬を迎え、現在では国内外から多くの⼈々にご利⽤いただいています。2023年3⽉には、⼤阪駅(うめきたエリア)が開業し、関⻄国際空港へのアクセスが更にスムーズになったことで、関⻄の「⽞関⼝」としての役割を果たすべく進化し続けています。 また、2031年春開業に向けて難波エリアに接続するなにわ筋線の計画を進めており、さらに利便性が⾼まることが期待されています。
荒⽊⾶呂彦 パブリックアート設置場所/イノゲート⼤阪・概要
イノゲート⼤阪は「交流とひらめきがカタチになる場所」をコンセプトに、駅直上といった圧倒的な利便性、⼤阪駅(うめきたエリア)接続によるグローバル性、緑豊かな都市公園を望む抜群の眺望、⼈々が集まりやすいこの環境により、様々な交流が⽣まれ、ひらめきに発展し、 それらがカタチになる場所、そして「新たな価値を⽣み出し続ける出発点」を⽬指しています。
開発が進む⼤阪⻄部地区の⽞関⼝に位置し、周辺施設とは2階連絡通路で接続することで、 歩⾏者回遊動線の起点となり⾮常に⾼い利便性を有することも特徴です。また、2023年3⽉18⽇に供⽤開始した⼤阪駅の新改札⼝(⻄⼝)と直結するほか、全7駅13路線の快適なマルチアクセスに対応しています。さらに、同⽇開業した特急「はるか」等が乗り⼊れる⼤阪駅(うめきたエリア)とも接続し、関⻄国際空港とのアクセスが便利です。2031年には「なにわ筋線」の開業により、⼤阪駅から関⻄国際空港までの所要時間が短縮され、国内だけでなく、海外へのアクセスも向上し、グローバルビジネスをサポートします。
幅広い世代に愛される作品を⽣み出し続ける荒⽊⾶呂彦先生による初挑戦のパブリックアートを通じて、「時空を超える悠久性」を感じ、⼤阪駅⻄側エリアの新たな創造の息吹にぜひ触れてくださいね!
大阪駅の新しい注目スポット!荒木先生の作品を間近に感じよう☆
「⼤阪駅⻄側地区アートプロジェクト(仮称)」 での荒木先生の作品、とても楽しみですね!『ジョジョの奇妙な冒険』のような世界観の「噴水小僧」が見られるのかと思うと、7月の設置にも期待が高まります♪
かつて大阪駅で1世紀以上時を過ごした「噴水小僧」が、時空を超えて現れるのも懐かしい気持ちを思い起こしてもらえるのではないでしょうか?SDGsへの取り組みにもなるという点も、「⼤阪駅⻄側地区アートプロジェクト(仮称)」の魅力的なポイントです♡
大阪駅の新たなるスポットに、ぜひ注目していきましょう☆