人材サービス会社・マーキュリー、新卒向け「推し活採用」をスタート!自身の「推し」について語る面接で選考を実施!

人材サービス会社の株式会社マーキュリーは、2026年新卒採用において、個人の“想い”や“価値観”を重視した新たな選考「推し活採用」を開始します。これは多様な人材の登用・育成を通じて社会に貢献する一環となります。

この採用では、「推し活面接」を通じて、応募者が自身の「推し」について語ることで、個性や自分らしさを存分に発揮できる機会を提供し、従来の選考にとらわれない採用を目指すとのこと。

個性や本音を語れる選考へ

就職活動において、学生は自己PRやガクチカに重点を置くあまり、個性を発揮しきれないことがあります。実際に、従来の面接方法では53.8%もの学生が挫折感を味わっているという課題が浮き彫りになっています(※マイナビ 2024年卒 大学生 活動実態調査 (9月))。

この現状を改善するため、マーキュリーは「推し活採用」を導入しました。若者の間で浸透している「推し活」を面接に取り入れることで、学生が自分らしく本音で語れる場を提供します。「推し」について語ることで、学生の個性、情熱、価値観といった「らしさ」に焦点を当て、企業と学生の新たな関係性を築くことを目指します。

実は、若者を中心に、「推し活」が様々な分野で盛り上がりを見せています。株式会社クロス・マーケティングの「余暇行動・推し活に関する実態・意識調査」によると、18歳から29歳の約55%が「推しがいる」と回答しており、若年層の間で推しを応援する文化が浸透していることがうかがえます。

現代において「推し活」は若者のエネルギーの源であり、これを自己PRの入り口とすることで、学生の皆さんと等身大の対話ができると考えているとのことです。

「推し活採用」の概要について

「推し活採用」の「推し活面接」では、通常の自己PRや志望動機ではなく、応募者が「今夢中になっていること」や「好きなこと」を自由に話せる機会を提供します。アニメ、アイドル、アーティスト、スポーツチーム、美容、ファッションなど、多岐にわたるテーマでの自然な会話を通じて、応募者の熱意、表現力、共感力を評価し、その人ならではの個性を理解することを目的としています。

今後のビジョンについて

マーキュリーは、「感動エージェント」というビジョンと「関わる人を豊かにする」というパーパスに基づき、これまで学生向けのキャリア支援セミナーや大学との連携講座を通じて、若者が自身の可能性を発見・拡大できる機会を提供してきました。

この「推し活採用」は、上記価値観を具体化する新たな取り組みであり、応募者の個性を尊重した、これまでにない選考形式を目指していくとのことです。

推しが就活を変える?ワクワクする採用のかたち

「推し活採用」という言葉を聞いたとき、思わず驚いてしまいました。けれど、じっくり考えるとすごく面白い取り組みだと思います。これまでの就活は “正解 ”を探すゲームのようで、学生が自分らしく語れる場は意外と少ないものでした。そこに「推し」という、自分の熱量をそのまま持ち込める切り口を用意したのは新鮮で、ちょっとした突破口に感じます。

ライブに通う情熱、グッズを集めるコツコツさ、仲間と盛り上がる共感力、そういう日常の「推し活」の積み重ねは、実は社会に出ても大切な力になるはずです。マーキュリーがそこに光を当てたのは、単なる話題作りではなく、人材を見る新しい視点の提示だと感じました。

もちろん、「推し活」をどう語るかで面接の印象が変わってしまうリスクや、評価に直結させる難しさもあるかもしれません。でも、少なくとも学生が本音で話せる場所が生まれるだけでも価値がある。もし自分が就活生だったら、この面接ならちょっと楽しみに挑めそうです。

就活の場に「好き」が持ち込まれるのは、時代の空気を映した動きだと思います。推し活が社会との接点になる――そう考えると、なんだか未来の採用が少し柔らかく、カラフルになる気がしてワクワクします。

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