間野 優希 LINEヤフーが展開する人気アプリ「LINE」に、新たに生成AIを活用した機能が加わります。その名も「LINE AI」と「LINE AIトークサジェスト」。
生成AIとの連携で、LINEはこれまで以上に使いやすく、頼れるアプリへと進化しています。今後のアップデートにも期待したいところです！
実は、これまでも、友だち追加するだけで使える「LINE AIアシスタント」や、送るメッセージの口調を自然に変えてくれる「AIメッセージ変換」など、ユーザーの生活をちょっと便利に、ちょっと楽しくする機能が展開されてきました（※「AIメッセージ変換」は今回の新機能登場にあわせて提供終了）。
そして今回、新たにリリースされたのが「LINE AI」と「LINE AIトークサジェスト」の2つのサービス。
「LINE AI」は、まるで友だちと話しているかのような感覚で、気軽に質問したり、情報を調べたり、画像をつくったりできる無料のAIサービス。一方の「LINE AIトークサジェスト」は、忙しくて返信できない時や、なんて返したらいいか迷った時に、AIが自然なメッセージを提案してくれるというもの。
最新の生成AI技術（OpenAIなど）をフル活用して、LINEは日常のコミュニケーションをさらに進化させています。これからのトークは、AIとの掛け合いも当たり前になるかも？
LINEヤフーが掲げるミッション「“WOW”なライフプラットフォームを創り、日常に“！”を届ける。」を実現するために、「LINE」では生成AIの活用をどんどん進めています。
「LINE AI」
「LINE AI」は、「LINE」のホーム画面から専用ページにアクセスするだけで使える新サービス。まるで友だちとおしゃべりする感覚で、気になることを質問したり、情報を調べたり、画像を作ったりできるんです。しかも、すべて無料で楽しめます。
- 「LINE AI」公式サイト：https://line-ai.landpress.line.me/lineai_ja/
- LINEみんなの使い方ガイド：https://guide.line.me/ja/services/lineai.html
＜主要機能＞
① 「AIテキスト」：質問に回答
「今日の天気を教えて」などと質問を送信すると、生成AIが回答します。
② 「AIテキスト」：画像分析による情報提供
画像を送信すると、画像の特徴を分析し、適切な情報を提供します。画像に商品が含まれる場合は、その種類やブランド、使い方などの関連情報を回答します。
③ 「AIキャンバス」：画像を生成
「黒い猫をキャラクターのように可愛く描いて」など、生成したい画像の条件を入力して送信すると、指定された条件に基づいた画像を生成します。生成された画像はダウンロードやシェアが可能です。
※AIテキストは1人あたりの1日の利用回数に制限があります。
※本サービスを通じて生成されたコンテンツは、著作権・商標権・その他の知的財産権を侵害する形での利用は禁止しています。そうした形で生成されたコンテンツの公の場での無断公開、第三者への再配布・販売・転用も禁止しております。
「LINE AIトークサジェスト」
「LINE AIトークサジェスト」は、AIがあなたに代わってメッセージの返信を考えてくれたり、ぴったりのスタンプを提案してくれたりする便利なサービス。口調の変換もできて、すべて無料で使えます。
使い方はカンタン。「LINEラボ」から機能をONにするだけで、すぐにスタート。忙しいときや、なんて返せばいいか迷ったときに、心強い味方になってくれますよ。
- LINEみんなの使い方ガイド：https://guide.line.me/ja/services/line-ai-talksuggest.html
＜主要機能＞
① 返信提案
生成AIが直近のトーク内容にあわせて返信を提案します。ユーザーは、返信の長さを短め・長めに調整したり、より丁寧な表現にアレンジしたり、シーンに応じたカスタマイズが可能です。
② スタンプ提案
直近のトーク内容の返信として適切なLINEスタンプをおすすめします。LINE絵文字は推奨していません。下部のタグオプションを選択すると、おすすめのスタンプ変更も可能です。
③ 口調変換
入力した下書きメッセージを、5つの口調オプションから選択した口調に自動変換できる機能です。
- 口調オプション：フォーマル、ため口、誤字修正、ねこ語、侍言葉
なお、本サービスは試験的に導入を開始するため利用人数に上限があり、タイミングによってご利用になれない場合があります。
- 「LINEラボ」について：https://guide.line.me/ja/services/linelabs.html
LINEヤフーによると、「LINE」はこれから、人と人だけでなく、情報やサービス、企業、地域、そして生成AIまでをつなぐ “ハブ” 的な存在を目指しているとのこと。今後はユーザーの声を聞きながら、より身近で頼れるAIエージェントの実現に向けて取り組んでいくそうです。
※「LINE AIトークサジェスト」は1人あたり1日300回まで、かつ、お一人につき毎月2,000回までご利用可能です。
※本サービスは、利用規約などに同意したユーザーに限り、利用するトークルーム内の直近のトーク履歴をもとに最適な返信を推奨する機能を提供しています。取得した情報はサービス提供に限り利用されます。
※本サービスで個人に関する情報や著作権、商標権その他の知的財産権を保有する情報を許諾なく入力することを禁止します。
※「LINE AI」、「LINE AIトークサジェスト」にはLINEヤフー共通利用規約（ https://www.lycorp.co.jp/ja/company/terms/ ）が適用されます。
また、LINEヤフーは、生成AIにより出力される結果について、信頼性、正確性、完全性、有効性等は保証しておりません。
※「LINE AI」、「LINE AIトークサジェスト」は、OpenAIなどのAPIを使用しています。使用するAPIは変更となる場合があります。
※「LINE AI」、「LINE AIトークサジェスト」は、13歳以上の場合に利用できます。
AIサポートでの会話が “当たり前” になる日も近いかも？
LINEにAI機能が本格的に加わったことで、日常のちょっとしたやり取りがグッと楽になる予感。返信に悩む時間が減ったり、思いもよらないスタンプの提案がきたりと、使ってみるとけっこう頼りになる存在ですね。
「友だち感覚で話せるAI」というコンセプトも親しみやすくて、AIがもっと身近な存在になるきっかけになりそうです。今後のアップデートにも期待大です！
