本格的に春が訪れ、太陽の日差しが強い日も増えましたね。
日差しが強いとお肌の大敵である紫外線が気になるところ。紫外線は夏が強いイメージを抱きがちですが、実は春も夏と同じぐらい紫外線が強く、要注意の時期になります。
この記事では春の紫外線の特徴や、今から始められる紫外線対策についてご紹介していきます。
春の紫外線の特徴
肌に影響を与える紫外線にはUV-AとUV-Bがあり、2種類とも全く違う特徴を持っています。春の紫外線はUV-Aの影響を最も受けやすくなります。
UV-Aによる肌への影響
UV-Aは太陽から届く紫外線の9割以上を占めており、私たちが日常生活を過ごす間もずっと浴び続けています。
エネルギー自体は強くありませんが、紫外線量が多く、時間をかけてじんわりと肌の深い部分まで到達します。UV-Aによる紫外線は一年中降り注いでいますが、4月から一気に増加し、5月にはピークに達します。
UV-Aが強い春に紫外線対策を怠ってしまうと肌の弾力やハリがなくなったり、シワやたるみなどの肌老化に繋がったりと悪影響を与えるため、春は特に紫外線に注意が必要です。
UV-Bによる肌への影響
UV-Bは太陽から届く紫外線の5%ほどを占めており、夏に最も多くなります。UV-Aに比べて紫外線の量が極めて強いため、肌へのダメージも強く感じられます。
夏のレジャーなどで日焼けをした経験がある方も多いかと思いますが、大半はUV-Bによる紫外線の影響です。夏のシーズンで紫外線対策を怠ってしまうと、色素沈着によるシミの原因やそばかすの原因に繋がってしまいます。
春から実践したい紫外線対策
紫外線対策は夏に行うイメージが強いですが、しっかりと春も紫外線対策を行った方が良いことが分かったかと思います。
では、どのように対策をしたら良いのでしょうか。春だからこそ実践したい紫外線対策を3つ紹介します。
1:PA値が高い日焼け止めを使用
夏と同じ基準でついSPF値だけを見て日焼け止めを購入しがちですが、SPF値はもちろんPA値も重視すると紫外線対策の効果が高まります。
PA値は、日常生活で浴びる紫外線UV-Aを防ぐ効果の目安が表示されています。PA値は4段階に区別されており、UV-Aを防止する効果が高いと「PA」の隣に表示される「+」が増えます。
ぜひ日焼け止めを購入する際は、ご自身の利用シーンに合わせてPA値にも注目して選んでみてください。
2:保湿をしっかり行い、肌の乾燥を防ぐ
保湿は冬に徹底して行うイメージがありますが、春も保湿をしっかりと行うことで紫外線対策の効果が高まります。
肌が乾燥していると紫外線のダメージを受けやすく、せっかく日焼け止めをこまめに塗り直しても十分な効果は期待できません。
気温が上がるにつれて、さっぱりしたタイプのスキンケアを選びがちですが、保湿成分が含まれているかをチェックするようにしましょう。
3:ビタミンA、C、Eを積極的に摂取する
食事ではビタミンA、C、Eを積極的に取って紫外線による肌のダメージを軽減させましょう。
ビタミンには抗酸化作用があり、活性酸素を抑制してくれます。日焼けの原因は、紫外線によって増加する活性酸素から身体を守るために、黒いメラニンが作られてしまうからです。
ただ、体内にある抗酸化物質が整っているとメラニンの生成を抑えてくれるため、ビタミンを積極的に取ることは身体全体を日焼けから守る重要な紫外線対策になります。
紫外線が強くなる春からしっかりとビタミンを摂取して内側からケアしていきましょう。
春の紫外線にも負けない!
今回は春の紫外線の特徴や、今から実践できる紫外線対策についてご紹介しました。
どれも実践しやすい対策ですので、今から紫外線対策を意識して、大切な肌を守っていきましょう。