三菱商事・KDDI・ローソンの3社が「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組みを開始!店舗や地域社会に寄り添う「Real×Tech Convenience」を拡大

三菱商事株式会社(以下、三菱商事)、KDDI株式会社(以下、KDDI)、株式会社ローソン(以下、ローソン)の3社による、ローソンの「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組みが始まります!

新型コロナウイルス感染症拡大を契機に生活スタイルや消費行動、価値観が変化する中、デジタル技術を活用しながらニューノーマルへの対応を進めてきたローソン。そんなローソンと共に、三菱商事とKDDIの2社が、これから加速する事業環境の変化に対応すべく、更なる変革を進めていくとのこと!

今回は、「マチのほっとステーション」としての役割をさらに深化していくローソンの取り組みについて紹介します!

「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組み

出資参画以降20年以上にわたり、原料調達や製造物流などサプライチェーンの分野に加え、海外での幅広い事業ネットワークを活用し、ローソンを支援してきた三菱商事。通信関連事業を基盤としたユーザー接点とデジタルを強みに、さまざまなサービスを有するKDDI。

2社が有する事業基盤やAI・DX技術を活用することで「Real×Tech Convenience」の拡大を推進。さらに、自治体と連携して、お店と地域が抱える社会的課題を解決していくコンビニに変革していくとのことです!

具体的にどのような取り組みが行われるのか、新たに導入予定の機能なども交えて伝えていきます。

・「Real×Tech Convenience」の拡大

KDDIが2025年春をめどに本社を移転予定の「TAKANAWA GATEWAY CITY」に、ローソンを2店舗(オフィスフロア・一般フロア)がオープン!人手不足や食品ロスなど、小売店の運営上の課題をデジタル技術の活用で解決する「リテールテック」の推進を目的としています。

未来のコンビニへの変革に向けたさまざまなリテールテックの実験ラボとして運営される高輪店。そこでの実証結果をもとに「Real×Tech Convenience」の仕組みを構築し、他店舗への拡大を目指していきます。

さらには、三菱商事が有する海外での幅広い事業ネットワークなどを最大限活用し、ローソンの海外展開(既存展開エリアを含む)の支援・強化も!

最新技術を活用した新たなコンビニが生まれます。

高輪店での実証の例(以下機能を導入予定、詳細仕様は未定)

<スマホレジ>
  • 店舗内でのフリクションレス決済
  • スマートフォンを介した商品レコメンドの実施

<AIサイネージ>
  • AIカメラ活用による、ユーザーの属性や会員情報に合わせたおすすめ商品やキャンペーン情報の表示

AIサイネージでは、ローソンチケットやKDDIが手がけるエンタテインメント系サービスの利用履歴などを基に、自身の “推し” のライブチケット案内が表示されることも想定しています。

<店舗業務の最適化>
  • 品出しや店内清掃、商品配送などの業務に対するロボット活用

<次世代リモート接客>

  • プラットフォーム専門のスタッフなどによるリモート接客ブースを店内に設置
  • 開始時点では、通信やでんき・ガスなど、生活インフラに関するユーザーからの相談に対応。以降、対象サービスの拡大や、将来的にはAIの活用も検討。

・地域の課題解決に向けて防災や交通など、自治体との連携を強化

3社は2024年9月18日に、ローソンを基軸とした防災・災害発生対処活動に関する協定を締結。災害発生時においては、被災地域のライフラインの早期復旧を図り、被災者の安心や生活支援に貢献。安心・安全かつ快適で豊かに暮らすことができる社会を目指して相互協力するとともに、平常時から防災に関する協力体制を構築していきます。

さらに、KDDIの提供する「Starlink通信環境」やドローンによる周辺パトロールや地域安全の強化、三菱商事とKDDIが、事業会社を通じて提供するオンデマンド乗合交通(「のるーと」「mobi」)との連携による移動支援など、地域の課題解決にも貢献。店舗を中心に誰もが豊かに暮らせる「ローソン・タウン」を実現し、豊かな地域社会の発展に貢献していくことを目指します。

Ponta経済圏の拡大などによるユーザー接点の強化

2019年のKDDIと株式会社ロイヤリティ マーケティングによる資本業務提携以降、三菱商事、KDDI、ローソンの3社はロイヤリティ マーケティングが展開する共通ポイント「Ponta」のネットワークによる、Ponta経済圏の拡大・活性化に向け連携を行ってきました。

さらなるPonta経済圏の活性化とユーザーの利便性向上のため、KDDIは2024年10月2日、クーポンやコンテンツのセットサービス「auスマートパスプレミアム」を「Pontaパス」へリニューアル!期間限定の特典付与をはじめとした、より便利かつおトクにローソンでのお買い物を楽しめるサービスが提供されます。

ユーザー接点強化の例

<Pontaパス>

  • ローソンで利用できる無料・割引クーポンを週替わりで提供
  • ローソンでスマホ決済「au PAY」利用時にPontaポイント還元率を上乗せ など

<KDDIのオンライン専用ブランド「povo」との連携>

  • ローソン来店時にデータ容量をチャージできる「povo Data Oasis」年内開始予定
  • ローソン店頭でのデータ専用eSIMを年度内に販売開始予定 など

「Real x Tech」で変えるコンビニの未来

現代社会に生きる人々にとって、コンビニは食品や日用品を安定供給できる社会インフラとして欠かせない存在となっていますよね。そんなコンビニ大手のローソンが、最新技術の活用と自治体との連携により、地域社会における役割をさらに深化していくとのことで、驚きました!

個人的には、コンビニは仕事量が多く業務も多岐にわたるイメージがあったので、ロボット等の導入により従業員の負担が減るのが良いなと思いました!レジに並ばずに買い物ができるとのことなので、従業員とユーザー双方にメリットがありますよね。

また、「AIサイネージ」はAIカメラ活用によってユーザーの属性や会員情報に合わせたおすすめ商品やキャンペーン情報を表示してくれるので、推し活にも役立ちそうな予感。ローソン来店時にデータ容量をチャージできる「povo Data Oasis」も、チケット発券時やお買い物のついでにちょうどよさそうです。これは推し活がはかどりますね~!

さらに、災害面での役割も強化していくとのことで、「近くにコンビニがある」ということが、便利なだけでなく安心感や信頼感にもつながっていくと感じました。

「Real×Tech Convenience」の拡大などにより新しいコンビニ体験を提供し、全国の自治体との連携により防災や交通など地域の課題を解決する取り組みを行っていく三菱商事、KDDI、ローソンの3社。人々のコンビニの価値観を変える画期的な取り組みに、今後も注目していきましょう!

(取材;間野優希)

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